2005年09月30日

あ、そうだったんだ!誕生日・・・・。

 30歳を越えたころから、誕生日というものにまったく意識をしなくなってしまっているけれど、一応この日は孔子の誕生日なので嫌顔でも思い出してしまいます。もちろん、山東省の孔子の故郷、曲阜にはお参りに行っていますし、やはり孔子と誕生日が同じというのは、なにか嬉しいものがあります。恥ずかしながら、私の誕生日が孔子の誕生日と同じであるというのは、中国に来てから知りました。


 で、上海人ならまず知っているだろうと思われるケーキ屋「凱司令」に決定。創業1928年、年配の上海人に聞くと、まだ頑なに上海の昔ながらのケーキの味を守っているということでこれはチャレンジしないといけないと思い、地下鉄2号線に乗って石門一路へ。店は石門一路駅を降りて南京西路を西にいったところにあります。
posted by 藤田 康介 at 15:02| Comment(0) | ここは上海なり

あ、そうだったんだ!誕生日・・・・。

 30歳を越えたころから、誕生日というものにまったく意識をしなくなってしまっているけれど、一応この日は孔子の誕生日なので嫌顔でも思い出してしまいます。もちろん、山東省の孔子の故郷、曲阜にはお参りに行っていますし、やはり孔子と誕生日が同じというのは、なにか嬉しいものがあります。恥ずかしながら、私の誕生日が孔子の誕生日と同じであるというのは、中国に来てから知りました。





 毎年いろいろなところで誕生日のケーキを買っています。そのほとんどは最近上海に進出してきた企業のものばかり。そういえば、ローカルなケーキ屋のケーキを食べていなかったなと、今年はまったくローカルなケーキ屋のケーキにチャレンジすることにしました。


 で、上海人ならまず知っているだろうと思われるケーキ屋「凱司令」に決定。創業1928年、年配の上海人に聞くと、まだ頑なに上海の昔ながらのケーキの味を守っているということでこれはチャレンジしないといけないと思い、地下鉄2号線に乗って石門一路へ。店は石門一路駅を降りて南京西路を西にいったところにあります。


 凱司令は1928年に3人の西洋人によって始められた店で、軍人が資金援助をしたところから「凱」という字が使われたとか。その当時、上海で腕を鳴らした西洋人のお菓子作りの名人が洋菓子を作っていたそうです。1920年代から30年代といえばオールド上海真っ盛りのころ。その後、上海では西洋人の増加とともに洋菓子屋も増えてくるのですが、全体的には味は今ひとつだったとか。


 しかし、このころは東洋のパリといわれた上海を代表する時期でもあります。そんな時期から洋菓子を作り続けていて、現在まで残っているというのは、店の盛衰が激しい上海では非常に珍しいことです。となると、さぞかし老舗の味でおいしいのではと期待してしまうのが我々日本人。





 店は小奇麗に改装されていますが、店員の対応はまさに…、べつにいいんです。リボンのかけ方も別にいいです、紐があるだけで持ち運びには十\分ですよ。


 

凱司令の外観


 ここの名物は「栗子ケーキ」であると聞いていたので、早速購入しました。価格は50元。見た目は真っ白の生クリームの山。もちろんバタークリームではありません。そのほか、ガラスケースを除くと「哈闘」や「牛利」など生洋菓子が並んでいます。すっかりと上海ナイズされていますが、上海では非常に有名な洋菓子です。名前からみても明らかに外来語ですね。上海ではよくある現象ですが、外来語→上海語化→漢字化というプロセスを踏んでいるのがよく分かります。



 その前に、先に断っておく必要があります。


 今の上海では考えられませんでしたが、ほんの数十\年前までは上海でも「甘いもの」は非常に貴重でした。ケーキなどの洋菓子は私が上海にきた十\数年前でも、庶民はそう手軽に食べられるものではありません。値段からしてもプチケーキ一個が定食一食分に相当するわけですから。だからこそ、庶民からすれば誕生日のケーキなどを食べることは言って見れば非常に貴重なことだったのです。





 そのような理由からも、上海の伝統的なケーキは思いっきり甘い。料理などの味付けが極端なのも、物が少ない時代を経験した経緯があるのが影響しているのです。そういう時代は、日本でははるか昔であったような印象がありますが、上海の場合、今20代半ば前後の若者の世代でも多かれ少なかれ経験しています。





 

栗子ケーキの外観


 さて、この「栗子ケーキ」ですが、さっそく切ってみるとびっくり。ケーキの真ん中に本当に栗が入っている!マロンというえば黄色のイメージがありますが、ここでは茶色。まさしくつぶした「栗」です。外はかなりの層の生クリーム。さらによく見ると、ケーキの真ん中に窪みがあって、中に白い粉末が入っています。何だろうと思ってみたら「砂糖」!




 食べてみると、本当に「甘い*#$$%&%&’!!」





 思いっきり苦い緑茶をいれて、口を紛らわしました…。しかし、このケーキの中にある「栗」、コリコリの「マロン」と違って本当に「栗」のパサパサした食感があり、風味もまさしく「栗」、焼き栗の栗をそのままつぶして固めたようなイメージでした。そりゃ風味はありますが…。





食べ終わった後、しっかりと運動しに行きました。

追伸:我が家の水槽の上海蟹、2匹とも相変わらず元気一杯です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2005年09月27日

凄い食欲上海蟹、松江へ

我が家の新しい仲間、上海蟹ちゃん(一応メスなので)元気です。しかし、私の仕事をしている最中、となりでゴソゴソが絶えません。雌同士なのに結構\\\喧嘩もします。夜行性なので、夜になると彼女らは活動を開始します。活動といっても、水槽の中には何もないのですが、まず浄化ポンプのプラスチックのパイプを登って水槽の蓋の底にぶら下がり、ゴソゴソと蓋の裏を動き回って、ドボーンと水面に落ちるという繰り返しです。しかも、毎晩これの繰り返し。というわけで、私は夜は書斎を蟹ちゃんたちに明け渡して、最近は別室に布団を敷いて寝ています。

 久しぶりにあった友達と交流。外来患者で患者一人7元の診察料で診察している友人たちにエールを贈りました。医者を辞めないでね、と。なんせ未来の中医学の発展は彼らの手にかかっているわけですから。医学と中医学が根っから好きで、ボランテイア精神がないとこの職業は勤まりません。
posted by 藤田 康介 at 04:27| Comment(0) | ここは上海なり