西洋医学でバリバリで活躍されていたのにも関わらず、中医学や伝統医学の世界に入ってこられる先生方は少なくありません。
2004年の夏に埼玉の川越でお会いした帯津良一先生は生薬・気功など伝統医学で良いと思われる治療法はすべて導入して患者さんの治療に役立てておられますし、京都の高雄でお会いした江部洋一郎先生も独自の見地から「傷寒論」「金匱要略」の研究を行い、「経方医学」を確立され、日本の漢方・中医の世界に大きな影響をもたらしました。いまでは逆に中国や韓国でも大きな反響を呼んでいます。
話は変わりますが、巷ではいまザクロのシーズです。ザクロは中医学の生薬でもあり、特にザクロの皮は石榴皮と呼ばれ、慢性の下痢の治療に使われます。また寄生虫に対しても効果があるとされ、回虫やサナダ虫の寄生の治療に使われます。ザクロの中身は、ご存知の通り赤色の小さな実がたくさん詰まっています。中国でも子供がたくさんできるという意味で、縁起物であったようですが、実というほどの実は無く、ほとんどが種。しかし、口に含むとほのかな甘さと酸っぱさがあり、なかなか美味。あとに出てくる種の数は凄いですが…。
今日は、水槽を買ってきました。目的は、この時期せっかくだから家で上海蟹を飼育してみようと思い、竜陽路のホームセンター「百安居」で水槽をゲット。浄化ポンプと蛍光灯2本付で150元でした。ここでは水槽を売っているのに、なぜか砂利や水草などが置いてありません。仕方が無いので、いつも利用している徐家匯の花鳥市場へ足を伸ばし、500グラム1元で砂利を購入しました。さらに浄化用の活性炭が1箱10元、水入れ替え用のポンプが5元でした。
ご存知のように、上海の水は水質がいまひとつなので、とりあえず水槽のセッテイングを済ませたら、水をはって浄化装置を始動させ、3日から一週間ほどそのまま水を浄化させていくのが定石だそうです。
私の水槽はあまり大きくないので、この週末に小さい上海蟹を3匹ほど買ってきて飼育してみるつもりです。市場で生き物が買える、これこそ中国の醍醐味。