2005年11月10日

江西省古鎮めぐり (1)

11月10日、朝4:30、列車は無事景徳鎮に到着しました。あまりにも朝早いので、駅からバイクに乗っけてもらって2星ホテル「良友賓館」に朝食と風呂、休憩のために到着。フロントと交渉して、午後4時まで100元にしてもらいました。景徳鎮では陶器を見た後、午後には次の目的地に移動する予定です。今回のたびは江西省の古鎮と紅葉を見るのが目的。

上海13:08初の2182次列車で、一応寝台車。最近、仕事が忙しくてなかなか旅行にいけず、久しぶりの夜行列車の旅になりました。

列車で駅弁を購入。駅弁の質も一昔前と大違い。ご飯とおかずは別になっていて、10元で魚と野菜2種類、卵にご飯です。「辛くない?」と販売員に聞いたら「大丈夫」だそうですが、実際はかなり辛い。実は、この列車の乗務員はすべて江西人。彼らも辛い料理が好きなので、上海になれている私とは感覚も違うのです。
posted by 藤田 康介 at 17:25| Comment(0) | 中国旅行記

江西省古鎮めぐり (2)

今、江西省の山奥の山奥にいますが、ここでもGPRSは快適につながります。中国移動の携帯ネットワークは本当にすごいです。

 これから出発しようとするマイクロバスに飛び乗り、バスは山を登っていきます。これがなかなかのすごい道で、舗装されていないところも多く、お尻が飛び跳ねます。道路の隣を流れる川が、どんどん透き通ってきて最終的には清流になってきました。清華鎮の終点で、今度はさらに悪路を走るのでトラックをチャーターしてきて、まず1つ目の目的地、山奥の古鎮理坑を目指します。この街は北宋からのこる集落で、最近マイカーをもつ上海人に人気のエリアです。(確かに、マイカーがなければ交通はきわめて不便。)でもそれがゆえに、秘境としての恩影を今でも色濃く残しているのです。
posted by 藤田 康介 at 17:25| Comment(0) | 中国旅行記

山之内 淳の江西省古鎮めぐり (2)

 今、江西省の山奥の山奥にいますが、ここでもGPRSは快適につながります。中国移動の携帯ネットワークは本当にすごいです。





 ホテルで休んでから、朝食を済ませて、景徳鎮の街を散策しました。景徳鎮はもう街中が陶器。陶器であふれており、びっくりしたのはアスファルトの砕石にも陶器のかけらが混ざっていたこと。話によると、景徳鎮は掘ればどこでも陶器の破片が出るほどだそうです。街灯も陶器製で、なかなかおしゃれ。





 景徳鎮には陶器にまつわる博物館や、古代の窯などが残っていて、歴史の深さを感じることができます。ただ、観光地的な整備は不十分で、目的を探すのが大変。タクシーの運転手もあまり道にあかるくありません。タクシーは初乗り2キロで5元。スズキの軽で街の散策にはかなり便利でした。景徳鎮にはスズキの合弁会社の工場があり、街中に中国版のスズキの軽があふれています。

 

景徳鎮のある民家にて


 景徳鎮にあるバスターミナル(といってもマイクロバスが数台程度の小さいターミナル)から、いよいよ目的地の婺(Wu)源へのバスを探します。景徳鎮から約80キロ。


 これから出発しようとするマイクロバスに飛び乗り、バスは山を登っていきます。これがなかなかのすごい道で、舗装されていないところも多く、お尻が飛び跳ねます。道路の隣を流れる川が、どんどん透き通ってきて最終的には清流になってきました。清華鎮の終点で、今度はさらに悪路を走るのでトラックをチャーターしてきて、まず1つ目の目的地、山奥の古鎮理坑を目指します。この街は北宋からのこる集落で、最近マイカーをもつ上海人に人気のエリアです。(確かに、マイカーがなければ交通はきわめて不便。)でもそれがゆえに、秘境としての恩影を今でも色濃く残しているのです。





 目的地に到着したのは日も暮れかける午後5時。ホテルもまったくない山奥で、宿泊をどうしようかと困っていたら、農家の人が泊めてあげるよ、と声をかけてくれて、甘えさせてもらうことにしました。





 晩御飯もレストランが一切ないので、この農家の家族と一緒。なるほど、上海人のハイカーがシーズンによく泊まるそうで、食事も唐辛子を入れないものを作ってくれました。現地の人からすれば、唐辛子を入れないと食欲が出ないらしい。


 農薬をまったく使わない自家製の大根とサツマイモ、山で採れたてのシイタケ、鶏一羽が入ったスープ、自家製のお米…。お茶も自家製、水は井戸。話を聞いたら、すべて自給自足だそうで、しかも自分の家で食べるので面倒な農薬は一切使わないとか。安心しました。味は最高です。


 近くを流れるせせらぎの音を聞きながら、晩御飯を堪能しました。





 今は紅葉の季節ですが、シーズンオフですいています。しかし、春の菜の花の季節になると、農家の家もいっぱいになって宿泊が大問題。そこでテントを持ってくる上海からのハイカーが多いそうです。


 夏になればホタルが群生し、満点の夜空を楽しむことができます。

 

 

今晩宿泊の江西省秘境理坑
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

山之内 淳の江西省古鎮めぐり (1)

 11月10日、朝4:30、列車は無事景徳鎮に到着しました。あまりにも朝早いので、駅からバイクに乗っけてもらって2星ホテル「良友賓館」に朝食と風呂、休憩のために到着。フロントと交渉して、午後4時まで100元にしてもらいました。景徳鎮では陶器を見た後、午後には次の目的地に移動する予定です。今回のたびは江西省の古鎮と紅葉を見るのが目的。


 とりあえず、ここで携帯電話とパソコンをつなげて、このブログを書いています。GPRS方式ですが、なかなか使えます。実は、旅行中はパソコンは触らないと思っていたのですが、編酋長の「正月以外はパソコンを毎日見る」という言葉に刺激されて、一応ITライターの私としても、気合入れてリュックにパソコンを入れてしまいました。





 上海13:08初の2182次列車で、一応寝台車。最近、仕事が忙しくてなかなか旅行にいけず、久しぶりの夜行列車の旅になりました。





 この寝台列車、日本式にいうといわゆる夜行の準急。普通電車より1ランク上の種別です。上海から景徳鎮へ行くには、この列車しかなく、延々15時間半の長旅。準急列車なので駅にはたくさんとまるし、なによりも速度が遅い。ま、急ぐ旅でもないので、ゆっくりと旅行を楽しむことにします。





 寝台の向かいに座ったのは、上海人のおばちゃん2人組。旦那と子供をおいて、廬山への旅行だそうです。まあ、しゃべる、しゃべる。





 列車で駅弁を購入。駅弁の質も一昔前と大違い。ご飯とおかずは別になっていて、10元で魚と野菜2種類、卵にご飯です。「辛くない?」と販売員に聞いたら「大丈夫」だそうですが、実際はかなり辛い。実は、この列車の乗務員はすべて江西人。彼らも辛い料理が好きなので、上海になれている私とは感覚も違うのです。


 南京までは、線路もよく好調なのですが、南京から黄山と進むにつれた、あきらかに線路が悪くなるのがよくわかります。「ガタン・ゴトン」とリズミカルな音に、単線の行き違いを繰り返しながら、ゆっくりと前へ進みます。


 


 残念ながら、景徳鎮は昨日から雨。これから天気がよくなることを願います。大きなバックパックを背中に、旅行スタート!
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類