妙なご縁から、ときどき大阪市立大学のOB会の遠足に参加させてもらっています。今年も、恒例の上海蟹ツアーがあり、日本から来ている両親とともに3人で参加しました。大阪市立大学に留学経験のある中国人も含めて総勢25人近くが集まりました。
今まで、湖の上で蟹を食べることができましたが、今年から禁止になっています。原因は、湖の生態系を守るためで、毎年湖の上の船から捨てられる汚水やゴミの問題で、今年は見事に禁止になってしまいました。かなりの徹底ぶりで、違法行為と知りながら客を乗せて岸からボートを出そうとするものなら、巡視艇のごとく係員の船が制止に飛んできていました。文字通り、湖の周りを封鎖するような徹底振りです。
その後、蘇州に戻り、両親を連れて秋の蘇州観光。といっても蘇州に着いたのは夕方で、本格的に観光できたのは2日の午前中だけ。朝からバタバタと世界文化遺産に指定されている拙政園、獅子林、虎丘、寒山寺の4箇所を見学。特に拙政園の紅葉は美しい。すっかり秋景色となり、大きな庭園が色とりどりの色彩を見せています。紅葉といえば、杭州西湖ほとりもなかなか見ごたえがあります。江西省の旅行ではせっかく紅葉の名勝に出かけたのに十分に紅葉を見ることができませんでしたが、今回は面積は小さいものの、秋らしい雰囲気を味わえました。
2005年11月22日
厳しくなった陽澄湖、拙政園の紅葉
posted by 藤田 康介 at 17:25| Comment(0)
| 中国旅行記
厳しくなった陽澄湖、拙政園の紅葉
妙なご縁から、ときどき大阪市立大学のOB会の遠足に参加させてもらっています。今年も、恒例の上海蟹ツアーがあり、日本から来ている両親とともに3人で参加しました。大阪市立大学に留学経験のある中国人も含めて総勢25人近くが集まりました。
上海蟹といえばもちろん、陽澄湖。ここ数年、なんやかんやと理由をつけては出かけています。陽澄湖の蟹ってそんなにいいのか?といわれそうですが、やはり値段がかなり安い。これは紛れもない事実で、うまくすれば、上海市内の半額ぐらいの値段で大型の蟹を食べることができます。しかも、蟹がでかい!あいにくの天気でしたが、週末ということもあり、道路は蟹を食べにいく来るまで結構渋滞していました。上海から陽澄湖まで約1時間〜1時間半ほど。鉄道を使う場合は上海駅から昆山駅で下車、そこからタクシーでいける距離です。
今まで、湖の上で蟹を食べることができましたが、今年から禁止になっています。原因は、湖の生態系を守るためで、毎年湖の上の船から捨てられる汚水やゴミの問題で、今年は見事に禁止になってしまいました。かなりの徹底ぶりで、違法行為と知りながら客を乗せて岸からボートを出そうとするものなら、巡視艇のごとく係員の船が制止に飛んできていました。文字通り、湖の周りを封鎖するような徹底振りです。
今年もやってきました、陽澄湖
その後、蘇州に戻り、両親を連れて秋の蘇州観光。といっても蘇州に着いたのは夕方で、本格的に観光できたのは2日の午前中だけ。朝からバタバタと世界文化遺産に指定されている拙政園、獅子林、虎丘、寒山寺の4箇所を見学。特に拙政園の紅葉は美しい。すっかり秋景色となり、大きな庭園が色とりどりの色彩を見せています。紅葉といえば、杭州西湖ほとりもなかなか見ごたえがあります。江西省の旅行ではせっかく紅葉の名勝に出かけたのに十分に紅葉を見ることができませんでしたが、今回は面積は小さいものの、秋らしい雰囲気を味わえました。
久しぶりの蘇州でしたが、街全体がこじんまりとしていて、ゴミも少なくきれいに整備されていました。しかし、入場料が大幅値上げしているのには驚き。確か拙政園は5年ほど前は20元ほどで入れたように記憶していますが、今回は70元でした。虎丘の入場料も60元だったし、獅子林はまだ良心的で30元ぐらい。それでも、全部の観光地を回るとかなりの金額になります。入場料金に関してはもう国際レベルに到達しています。
拙政園にて
蘇州からの帰りは鉄道で上海に戻ることにしました。これが曲者で、駅のカウンターに行っても売り切れが多く、事情が良く分からなかったら乗車券の購入がすこし難しい。でもバスに比べたら鉄道はスピード的にも圧倒的に有利で、上海から蘇州まで40分ぐらいでつきます。昨今の交通事情を考えれば渋滞もないし、安全。特急グリーン車の場合で片道22元で、やはり鉄道で上海に戻りたいものです。
帰りのチケット購入のために前日の夜に駅で並んでいたら、以前心臓内科にいたときに一緒に仕事をした看護師の宋さんに遭遇。彼女も蟹を食べに陽澄湖に日帰りで来ていたのですが、帰りの途中でバスが故障し、急遽蘇州から列車で帰ることに。しかもその夜は夜勤だとか。「おいおい、間に合うのか?」と聞いたら、「間に合わせる」のだそうで、その後どうなったか…。もちろん、私も乗車券は満席で買うことができませんでした。
実は、蘇州からの乗車券、どうやらダフ屋が裏で押さえているようで、そのために手に入らないということが分かりました。彼らは駅前でチケットを売りさばいていて、手数料を足して希望者に売っています。発車間近になると手数料はどんどん安くなり、私の場合は発車20分前に切符を買いましたが、22元+8元で手に入りました。まだ手数料は安いほうだそうで、高い場合は倍ぐらいとられるようです。ダフ屋からかった乗車券はなんと3枚連続の席です。ここからもダフ屋が席を買い占めている実態たが分かります。
蘇州駅は昼間寝台列車の経由駅でもあるので、立ち席乗車券の購入も可能です。この場合なら片道13元前後で窓口で手に入ります。一般に寝台列車の途中乗車は指定席が取れないことが多いのです。また寝台列車は足が遅いことが多く、所要時間は1時間〜1時間半ほどかかります。やはり列車番号が「T」で始まる特急列車がお勧め。
鉄道ファンの私としてもやはり中国の鉄道は楽しい。
南京からの特急列車は快適です
上海蟹といえばもちろん、陽澄湖。ここ数年、なんやかんやと理由をつけては出かけています。陽澄湖の蟹ってそんなにいいのか?といわれそうですが、やはり値段がかなり安い。これは紛れもない事実で、うまくすれば、上海市内の半額ぐらいの値段で大型の蟹を食べることができます。しかも、蟹がでかい!あいにくの天気でしたが、週末ということもあり、道路は蟹を食べにいく来るまで結構渋滞していました。上海から陽澄湖まで約1時間〜1時間半ほど。鉄道を使う場合は上海駅から昆山駅で下車、そこからタクシーでいける距離です。
今まで、湖の上で蟹を食べることができましたが、今年から禁止になっています。原因は、湖の生態系を守るためで、毎年湖の上の船から捨てられる汚水やゴミの問題で、今年は見事に禁止になってしまいました。かなりの徹底ぶりで、違法行為と知りながら客を乗せて岸からボートを出そうとするものなら、巡視艇のごとく係員の船が制止に飛んできていました。文字通り、湖の周りを封鎖するような徹底振りです。
その後、蘇州に戻り、両親を連れて秋の蘇州観光。といっても蘇州に着いたのは夕方で、本格的に観光できたのは2日の午前中だけ。朝からバタバタと世界文化遺産に指定されている拙政園、獅子林、虎丘、寒山寺の4箇所を見学。特に拙政園の紅葉は美しい。すっかり秋景色となり、大きな庭園が色とりどりの色彩を見せています。紅葉といえば、杭州西湖ほとりもなかなか見ごたえがあります。江西省の旅行ではせっかく紅葉の名勝に出かけたのに十分に紅葉を見ることができませんでしたが、今回は面積は小さいものの、秋らしい雰囲気を味わえました。
久しぶりの蘇州でしたが、街全体がこじんまりとしていて、ゴミも少なくきれいに整備されていました。しかし、入場料が大幅値上げしているのには驚き。確か拙政園は5年ほど前は20元ほどで入れたように記憶していますが、今回は70元でした。虎丘の入場料も60元だったし、獅子林はまだ良心的で30元ぐらい。それでも、全部の観光地を回るとかなりの金額になります。入場料金に関してはもう国際レベルに到達しています。
蘇州からの帰りは鉄道で上海に戻ることにしました。これが曲者で、駅のカウンターに行っても売り切れが多く、事情が良く分からなかったら乗車券の購入がすこし難しい。でもバスに比べたら鉄道はスピード的にも圧倒的に有利で、上海から蘇州まで40分ぐらいでつきます。昨今の交通事情を考えれば渋滞もないし、安全。特急グリーン車の場合で片道22元で、やはり鉄道で上海に戻りたいものです。
帰りのチケット購入のために前日の夜に駅で並んでいたら、以前心臓内科にいたときに一緒に仕事をした看護師の宋さんに遭遇。彼女も蟹を食べに陽澄湖に日帰りで来ていたのですが、帰りの途中でバスが故障し、急遽蘇州から列車で帰ることに。しかもその夜は夜勤だとか。「おいおい、間に合うのか?」と聞いたら、「間に合わせる」のだそうで、その後どうなったか…。もちろん、私も乗車券は満席で買うことができませんでした。
実は、蘇州からの乗車券、どうやらダフ屋が裏で押さえているようで、そのために手に入らないということが分かりました。彼らは駅前でチケットを売りさばいていて、手数料を足して希望者に売っています。発車間近になると手数料はどんどん安くなり、私の場合は発車20分前に切符を買いましたが、22元+8元で手に入りました。まだ手数料は安いほうだそうで、高い場合は倍ぐらいとられるようです。ダフ屋からかった乗車券はなんと3枚連続の席です。ここからもダフ屋が席を買い占めている実態たが分かります。
蘇州駅は昼間寝台列車の経由駅でもあるので、立ち席乗車券の購入も可能です。この場合なら片道13元前後で窓口で手に入ります。一般に寝台列車の途中乗車は指定席が取れないことが多いのです。また寝台列車は足が遅いことが多く、所要時間は1時間〜1時間半ほどかかります。やはり列車番号が「T」で始まる特急列車がお勧め。
鉄道ファンの私としてもやはり中国の鉄道は楽しい。
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