今日は私の中医学の恩師に頼まれて、外来のお手伝い。教授の外来は患者数が非常に多く、一人ではとても裁ききれない。というわけで、事務処理を手伝うために、助手が必ず必要です。今回は、助手担当ということでお手伝いに行きました。
帰りの地下鉄での出来事。いま、中国全土でねずみ講を規制する動きが強まっている中で、今日も地下鉄車内でねずみ講を見つけました。
「そのイヤリング、いいですねえ、どこで買ったの」みたいなネタから始まって、その台湾人は聞きもしないのに上海人の女性に自己紹介をはじめ、「上海の虹橋にマンションを買ったのよ」とかいって、相手の名前と電話番号を聞き出そうとしています。そして、名刺をおもむろに取り出して、自分は「○×○×のビジネスをやっているのよ」とかいって、カタログを取り出そうとする。幸い、この上海人女性は話を最後まで聞かず最寄の駅で下車しましたが、横から見た名刺を見ると、実は上海人の間でちょっと有名な、物品の販売によるねずみ講の組織でした。聞くところによると正式に会社登録されているわけではないので、おそらく非合法でしょう。
2006年03月15日
ねずみ講
posted by 藤田 康介 at 17:25| Comment(0)
| ここは上海なり
ねずみ講
今日は私の中医学の恩師に頼まれて、外来のお手伝い。教授の外来は患者数が非常に多く、一人ではとても裁ききれない。というわけで、事務処理を手伝うために、助手が必ず必要です。今回は、助手担当ということでお手伝いに行きました。
最近、中国の総合病院ではコンピューター化が進んでいて、今日の病院でもレセプトが導入されていました。
しかし、このシステムがいかにも中国らしい。まず、小さなトラブルが非常に多い。回線が混んでいてデーターベースにつなげることができなかったり、たとえば生薬の名前が統一されていなかったり。一番困るのは、バグ。ログイン・ログオフの作業を何回したことか。こういうのが作業効率を一段と落としているのです。
このことを、病院関係者に話したら、「慣れたら平気よ」というつれない返事。そう、中国はなんでも初めてする人には非常に厳しい。これも中国ビジネスに似ていますね。慣れたら勝ち、ということか。
雲南省の玉竜雪山
帰りの地下鉄での出来事。いま、中国全土でねずみ講を規制する動きが強まっている中で、今日も地下鉄車内でねずみ講を見つけました。
隣に座っていた上海人女性に、台湾人女性(しゃべり方からいかにも台湾人だとわかったし、自分で台湾人といっていた)が執拗に話しかけてきます。
「そのイヤリング、いいですねえ、どこで買ったの」みたいなネタから始まって、その台湾人は聞きもしないのに上海人の女性に自己紹介をはじめ、「上海の虹橋にマンションを買ったのよ」とかいって、相手の名前と電話番号を聞き出そうとしています。そして、名刺をおもむろに取り出して、自分は「○×○×のビジネスをやっているのよ」とかいって、カタログを取り出そうとする。幸い、この上海人女性は話を最後まで聞かず最寄の駅で下車しましたが、横から見た名刺を見ると、実は上海人の間でちょっと有名な、物品の販売によるねずみ講の組織でした。聞くところによると正式に会社登録されているわけではないので、おそらく非合法でしょう。
最近、上海の発展に伴って、こういったとんでもないグループが香港・台湾などからも多くもぐりこんでいます。公安当局も気がついているようですが、皆さんも十分にご注意ください。甘い話には必ずウラがあります。とくに中国では…。
最近、中国の総合病院ではコンピューター化が進んでいて、今日の病院でもレセプトが導入されていました。
しかし、このシステムがいかにも中国らしい。まず、小さなトラブルが非常に多い。回線が混んでいてデーターベースにつなげることができなかったり、たとえば生薬の名前が統一されていなかったり。一番困るのは、バグ。ログイン・ログオフの作業を何回したことか。こういうのが作業効率を一段と落としているのです。
このことを、病院関係者に話したら、「慣れたら平気よ」というつれない返事。そう、中国はなんでも初めてする人には非常に厳しい。これも中国ビジネスに似ていますね。慣れたら勝ち、ということか。
帰りの地下鉄での出来事。いま、中国全土でねずみ講を規制する動きが強まっている中で、今日も地下鉄車内でねずみ講を見つけました。
隣に座っていた上海人女性に、台湾人女性(しゃべり方からいかにも台湾人だとわかったし、自分で台湾人といっていた)が執拗に話しかけてきます。
「そのイヤリング、いいですねえ、どこで買ったの」みたいなネタから始まって、その台湾人は聞きもしないのに上海人の女性に自己紹介をはじめ、「上海の虹橋にマンションを買ったのよ」とかいって、相手の名前と電話番号を聞き出そうとしています。そして、名刺をおもむろに取り出して、自分は「○×○×のビジネスをやっているのよ」とかいって、カタログを取り出そうとする。幸い、この上海人女性は話を最後まで聞かず最寄の駅で下車しましたが、横から見た名刺を見ると、実は上海人の間でちょっと有名な、物品の販売によるねずみ講の組織でした。聞くところによると正式に会社登録されているわけではないので、おそらく非合法でしょう。
最近、上海の発展に伴って、こういったとんでもないグループが香港・台湾などからも多くもぐりこんでいます。公安当局も気がついているようですが、皆さんも十分にご注意ください。甘い話には必ずウラがあります。とくに中国では…。
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