2006年04月28日

連休の当直

上海人の私の彼女も、今年のゴールデンウイークは病院の当直。中国の医師業で、現役バリバリの医師なら3日以上の連休は一般に許されておらず、必ず病院に出勤しなくてはなりません。大学病院にいたときもそうでした。彼女の場合は、さらに連休中にも人手不足から当直があるので、実質連休はなし。
 ここからも分かるように一線のローカル病院は、待遇や仕事環境の悪さなども重なり、いまかなり深刻な人手不足なのです。
 その中でもとくに深刻なのが、看護師さん。一部上海の病院では医師よりも給料が高いとも言われている看護師さんでも、なり手がいない、離職率が高い、などでかなり逼迫した状態にあるのです。中国では人口が多いから、人材も豊富と思われがちですが、実はそうではないのが現実です。
 その背景には、医療リスクへの対応など、ソフト面でもハード面でもまだまだこれからで、医療関係者が安心して仕事ができる環境の整備が出遅れがあります。そのため、医療過誤までいかなくても、医療をめぐる患者とのトラブルは日ごろよくニュースで耳にします。このあたりの整備にはすくなくともあと5年〜10年はかかるのではないでしょうか。
 安心して仕事ができなければ、なり手が減るのはあたりまえです。
posted by 藤田 康介 at 17:25| Comment(0) | 中医学・漢方

今年の連休の予定は・・・・

 ゴールデンウイークの予定が、当サイトのブロガーやライターの皆さんからもいろいろと紹介されていますが、私の今年の予定は、「仕事」となってしまいそうです。
 この連休になんとか溜まっている仕事を片付けたいと計画を作っていますが、どこまで実行できるやら先行きも不安。でも、仕事をしていることが楽しいので、ちっとも苦痛にならないから、そういうすごし方もいい、とか思いつつ、現地ニュースを見ていたら、上海人でもこの連休中に遊びに行かずに「残業」や「アルバイト」などの仕事をして稼ぐことがちょっとしたブームになっているらしい。
 わかります、その気持ち。
 どこの観光地や娯楽施設にいっても「人、人、人」の中国だし、料金は高くサービスも最低。むしろこの時期にしっかりと仕事をして、日ごろ人々が仕事をしているときに遊びに行けるようにするのが賢いやりかただとか…。
 でも市内の交通は、例年、外から上海にくる観光客で渋滞しますよー!もちろん、地下鉄も大混雑。

 上海人の私の彼女も、今年のゴールデンウイークは病院の当直。中国の医師業で、現役バリバリの医師なら3日以上の連休は一般に許されておらず、必ず病院に出勤しなくてはなりません。大学病院にいたときもそうでした。彼女の場合は、さらに連休中にも人手不足から当直があるので、実質連休はなし。
 ここからも分かるように一線のローカル病院は、待遇や仕事環境の悪さなども重なり、いまかなり深刻な人手不足なのです。
 その中でもとくに深刻なのが、看護師さん。一部上海の病院では医師よりも給料が高いとも言われている看護師さんでも、なり手がいない、離職率が高い、などでかなり逼迫した状態にあるのです。中国では人口が多いから、人材も豊富と思われがちですが、実はそうではないのが現実です。
 その背景には、医療リスクへの対応など、ソフト面でもハード面でもまだまだこれからで、医療関係者が安心して仕事ができる環境の整備が出遅れがあります。そのため、医療過誤までいかなくても、医療をめぐる患者とのトラブルは日ごろよくニュースで耳にします。このあたりの整備にはすくなくともあと5年〜10年はかかるのではないでしょうか。
 安心して仕事ができなければ、なり手が減るのはあたりまえです。

まだ連休まえなのに、この賑わい・・(豫園にて)
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類