今年の七夕は7月31日。
特に、中国人との国際カップルの皆さん、わすれてはダメですよ!
私ももちろん彼女を連れて食事に行きました。ただ、この日は会社でコンテンツ会議や打ち合わせがあり、バタバタ。そこで仕方がなく、徐家匯の港匯広場で食事となってしまいました。一番避けたかった選択肢なのですが、暑さで2人ともあまり動きたくなかったのが本音。
最近、このあたりはあまりウロウロしないのですが、正直いってびっくりしました。ここの5階、6階のレストラン街の人の多いこと。
写真に撮った回転寿司もこの通りの行列。上海料理屋、韓国料理屋、東北料理屋、どこも行列が出来ています。
特に中国の回転寿司。とても日本の比ではありません。生ものの魚類は少ないし、あってもネタよりご飯のほうがずっと大きく、にぎりはすごいいびつな形。日本料理研究家の私の叔父が「中華料理の寿司」と皮肉っていた寿司ですが、そんなメニューでもすごい行列。人口が多いとはすごいことです。
私たちが入った店も、単に空いているからそうしたのだけど、値段が高いこと。食い倒れの街、大阪と比べても遜色ないのではないでしょうか?少なくとも徐家匯の食べ物の値段水準は香港クラスでしょう。上海の外食産業は物価水準からすると非常に高いのは確か。
2006年上半期の統計を見てみると、上海市民の外食関連の売り上げは215.57億元で、前年比27.9%の大幅な増加。消費全体の伸びが前年比13.1%程度だったので、外食産業が上海の消費経済を引っ張っていっているといって過言ではないと思います。
私の友人から推察して、最近の若い世代の上海人のほとんどは料理ができません。共働きで日ごろの料理は親任せ、もしくは外食ばっかりに頼っているのが原因で、実際に市場に買い物に出かけるという人は本当に少ないのです。その結果、例えばチンゲンサイの炒め物が10元といわれても決して驚かない。相場が分からないのです。(普通の市場で買ったらチンゲンサは500グラムで1元程度)最近、そういった傾向がますますひどくなっているように思います。
経済への影響はともかく、家庭生活でそういうのはちょっと問題ですよね。子供にしても「おふくろの味」をまったく知らないで、大きくなるようなことも珍しくなくなるのでは?健康面でもこれは良くない。肥満児が増えるのも納得です。
そういう意味では、大抵の上海料理を頼むと速攻で作れてしまう私の彼女に、我ながら敬服!こんな上海人も確かにいます。
2006年07月30日
編酋長、やりましたね!
昼間は暑いけど、夜はエアコンなしでもすごせています。浦東新区ではここ数日非常に美しい青空で、夜も雲がないためか、熱が逃げやすいのでしょう。心地よい風が窓から入ってきます。寝苦しいというわけでもなく、窓にへばりつきならがも一応寝ることが出来ています。
8月には日本に戻って剣岳を登る計画のため、最近1日5キロは歩くようにしていますが、やはり日中は暑すぎ。38℃目前ですからね。
朝夕の涼しい時間を利用して、相変わらず世紀公園のお散歩が日課です。最近、公園はなにやら騒がしい。。。 おそらくなにかイベントが行われるようですが、結構派手に芝生をめくったり、構造物を設置したりしていました。
今、世紀公園の緑はまさに「夏」の緑。濃い緑が茂っています。
市場の果物のも変わってきましたね。ひところのスイカ、桃から最近は梨、ブドウが増えてきました。私も梨を一箱買ってきて、冷蔵庫に冷やして1日1個食べています。シャキシャキの歯ごたえがおいしいですよ!
世紀公園の花壇
ウエブ屋さんをしている我々にとって、コンテンツの充実は大命題ですが、その次ぐらいにちょっと気になるのがGoogleのランキング。うちの編酋長は、かなりのGoogle信仰者ですが、最近ふと検索してみたら、うちのサイトが1位になっているではありませんか。ということで、デジタルカメラで記念写真。
義理も人情もないロボットによるGoogleのランキング、我々の更新努力など関係なしに冷酷にランキングを決めていきます。
よって、この程度のことで一喜一憂するのはいかにも。。。なのですが、コンテンツ主任として仮に一瞬でも1位になったらうれしいものです。まあ、浮動が激しいものなので、客観的であるとは言いがたいですが。
これからも、生活に密着した実用的な情報の紹介を心がけますので、どうかよろしくお願いします。
記念写真
8月には日本に戻って剣岳を登る計画のため、最近1日5キロは歩くようにしていますが、やはり日中は暑すぎ。38℃目前ですからね。
朝夕の涼しい時間を利用して、相変わらず世紀公園のお散歩が日課です。最近、公園はなにやら騒がしい。。。 おそらくなにかイベントが行われるようですが、結構派手に芝生をめくったり、構造物を設置したりしていました。
今、世紀公園の緑はまさに「夏」の緑。濃い緑が茂っています。
市場の果物のも変わってきましたね。ひところのスイカ、桃から最近は梨、ブドウが増えてきました。私も梨を一箱買ってきて、冷蔵庫に冷やして1日1個食べています。シャキシャキの歯ごたえがおいしいですよ!
ウエブ屋さんをしている我々にとって、コンテンツの充実は大命題ですが、その次ぐらいにちょっと気になるのがGoogleのランキング。うちの編酋長は、かなりのGoogle信仰者ですが、最近ふと検索してみたら、うちのサイトが1位になっているではありませんか。ということで、デジタルカメラで記念写真。
義理も人情もないロボットによるGoogleのランキング、我々の更新努力など関係なしに冷酷にランキングを決めていきます。
よって、この程度のことで一喜一憂するのはいかにも。。。なのですが、コンテンツ主任として仮に一瞬でも1位になったらうれしいものです。まあ、浮動が激しいものなので、客観的であるとは言いがたいですが。
これからも、生活に密着した実用的な情報の紹介を心がけますので、どうかよろしくお願いします。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
2006年07月29日
さらば!天津
今回は帰りも驚くほど正確に上海駅に滑り込みました。直通特急はきっとダイヤが優先されているのでしょうね。
ところで、たった4、5日間の天津滞在でしたが、いろいろな発見がありました。天津人と、私が日ごろ接している上海人とは、思考から行動様式まで、何から何まで違うということも分かりました。
天津人は、非常に見知らぬ人とのお話が大好きです。私が街角で写真をとっているときでも、無数の人たちに話かけられました。
「そんなボロ建築を撮ってどうするの?」「いや〜、趣味だから」
こんな会話がもうn回ありました。
さらに、こんなことも。
上海同様、天津にも客引きやダフ屋によく声をかけられるのですが、上海と同じように、相手を無視していると、
「北京までのバス、乗らんか?」 「・・・・・」
「もうすぐ出発よ」「・・・・・」
「一言ぐらい返事せい!」「・・・・」
とまあ、だんだん口調が厳しくなってきて、怒ってしまいました。どうやら、天津ではいらないときは「いらない」とはっきりと言ったほうがいいのかもしれません。
シャボン玉を売るおにいさん
でも、いいなあ〜と思ったのは、「服務員」(「小姐」は禁句)の皆さんの気さくなこと。なにか質問しても眉間にシワを寄せて、アゴで答えるような人はほとんどいませんでした。
上海と天津では、他人との接し方でもかなり違いがあります。それが北方人特有の「メンツ」文化と関係しているのか、この点は興味があります。
最終日、天津の街を存分に歩きました。
まず、駅に荷物を一切預けて身軽になり、駅から天津の上海南京東路といわれる、濱江道を走破しフランス人が作った教会を見学。この教会は必見です!
そこから天津の目抜き通りである南京路の伊勢丹を見学。ここでは日本の食材が手に入ります。そこから、営口路、馬場路、成都路、貴州路、桂林路・・・などなど租界時代の建築物をチェック、走破しました。
さらに上海ではなかなか手に入らない炸醤麺のタレに使う調味料、乾豆醤をカルフールでゲット。 さすが、天津ですね、北京の有名なブランド「王致和」のがありました。「王致和」の臭豆腐は有名で、上海でも売られています。
こうやって街中を歩き回るとあっという間に鉄道の発車時間に。夕食は街中にあふれている韓国料理屋で冷麺を食べました。
天津は、その昔、北京から韓国行きの航空便が飛べなかったとき、天津が玄関口になっていたので、韓国人が元々多い土壌なのです。
天津の「南京東路」
天津ではいろいろなお土産品がありますが、その代表は揚げ菓子である「麻花」、かわいいサイズの肉まん「狗不理」が有名ですが、さらに満州族のピーナツお菓子である1830年開業の「果仁張」という老舗メーカーがつくった「長生果」もなかなかいいです。入れ物もまさにピーナツ。甘い衣がつけられていて、思わず食が進んでしまいます。
いやはや、中国を歩き回ると毎回大きな発見があり、これが私の好奇心をかきたててくれます。天津もこれからの発展が十分に期待できるところです。中国といえば、上海・北京・広州・深センなどがビジネスの場所として選ばれがちですが、天津などちょっと存在感が薄く、だけど国が力を入れているエリア。だから私はいろいろな面で「穴場」だと思います。
こう見てみると、上海は便利で不自由が少ないけど、そろそろ開発しつくされ、いろんなコストも上昇する一方だし、競争が激しすぎて…、みたいなイメージがありますね。
ちなみに、天津ではスイカが500グラム0.4元程度。上海では0.9元〜1.2元程度なので、物価の違いが明らかですね。上海では、流通に多くの業者が入り込んでいて中間搾取されていて、非常に物価が高いのです。
こんな豪邸が天津の街中にいっぱいあります
最後に、天津滞在中、多くの方からメールをいただいておりますが、まだお返事が全部かけていません。今しばらくお待ちください。
南市食品街の「狗不理」で食べた「狗不理」
ところで、たった4、5日間の天津滞在でしたが、いろいろな発見がありました。天津人と、私が日ごろ接している上海人とは、思考から行動様式まで、何から何まで違うということも分かりました。
天津人は、非常に見知らぬ人とのお話が大好きです。私が街角で写真をとっているときでも、無数の人たちに話かけられました。
「そんなボロ建築を撮ってどうするの?」「いや〜、趣味だから」
こんな会話がもうn回ありました。
さらに、こんなことも。
上海同様、天津にも客引きやダフ屋によく声をかけられるのですが、上海と同じように、相手を無視していると、
「北京までのバス、乗らんか?」 「・・・・・」
「もうすぐ出発よ」「・・・・・」
「一言ぐらい返事せい!」「・・・・」
とまあ、だんだん口調が厳しくなってきて、怒ってしまいました。どうやら、天津ではいらないときは「いらない」とはっきりと言ったほうがいいのかもしれません。
でも、いいなあ〜と思ったのは、「服務員」(「小姐」は禁句)の皆さんの気さくなこと。なにか質問しても眉間にシワを寄せて、アゴで答えるような人はほとんどいませんでした。
上海と天津では、他人との接し方でもかなり違いがあります。それが北方人特有の「メンツ」文化と関係しているのか、この点は興味があります。
最終日、天津の街を存分に歩きました。
まず、駅に荷物を一切預けて身軽になり、駅から天津の上海南京東路といわれる、濱江道を走破しフランス人が作った教会を見学。この教会は必見です!
そこから天津の目抜き通りである南京路の伊勢丹を見学。ここでは日本の食材が手に入ります。そこから、営口路、馬場路、成都路、貴州路、桂林路・・・などなど租界時代の建築物をチェック、走破しました。
さらに上海ではなかなか手に入らない炸醤麺のタレに使う調味料、乾豆醤をカルフールでゲット。 さすが、天津ですね、北京の有名なブランド「王致和」のがありました。「王致和」の臭豆腐は有名で、上海でも売られています。
こうやって街中を歩き回るとあっという間に鉄道の発車時間に。夕食は街中にあふれている韓国料理屋で冷麺を食べました。
天津は、その昔、北京から韓国行きの航空便が飛べなかったとき、天津が玄関口になっていたので、韓国人が元々多い土壌なのです。
天津ではいろいろなお土産品がありますが、その代表は揚げ菓子である「麻花」、かわいいサイズの肉まん「狗不理」が有名ですが、さらに満州族のピーナツお菓子である1830年開業の「果仁張」という老舗メーカーがつくった「長生果」もなかなかいいです。入れ物もまさにピーナツ。甘い衣がつけられていて、思わず食が進んでしまいます。
いやはや、中国を歩き回ると毎回大きな発見があり、これが私の好奇心をかきたててくれます。天津もこれからの発展が十分に期待できるところです。中国といえば、上海・北京・広州・深センなどがビジネスの場所として選ばれがちですが、天津などちょっと存在感が薄く、だけど国が力を入れているエリア。だから私はいろいろな面で「穴場」だと思います。
こう見てみると、上海は便利で不自由が少ないけど、そろそろ開発しつくされ、いろんなコストも上昇する一方だし、競争が激しすぎて…、みたいなイメージがありますね。
ちなみに、天津ではスイカが500グラム0.4元程度。上海では0.9元〜1.2元程度なので、物価の違いが明らかですね。上海では、流通に多くの業者が入り込んでいて中間搾取されていて、非常に物価が高いのです。
最後に、天津滞在中、多くの方からメールをいただいておりますが、まだお返事が全部かけていません。今しばらくお待ちください。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類