2006年09月07日

どうにかしてほしい!中国の通信事情

 上海に戻ってきて、インターネット環境にいろいろなトラブルが発生して、自分のブログでさえも非常にアップしにくい状況となっています。今も、自宅にある中国電信のADSL・光ファイバーともに通信が不安定で、CDMAのカードを使って仕事をしている始末。

 通信が不安定というのは、まずADSLに関しては、とにかくつながるサイトとつながならないサイトがランダムに出現して、安定していないという症状。とくに、日本など国外のサイトが不安定で、アサヒコムなどでも見れるときと見られないときがある。でも、中国国内のサイトは100発100中で見ることができるので、やはり回線のトラブルかもしれません。

 一方、無料体験でつけてもらっている光ファイバーの方は、まったくレスポンスなし。インターネットテレビであるIPTVは正常なのに、サイトの閲覧はまったくだめ。

 とりあえず、電話でADSLの光ファイバーの故障を中国電信に連絡。このあたりの対応は、10分も15分も話中で待たされたYAHOO!BBのカスタマーズサービスよりずっといい。電話が話中でも、とりあえずオペレーターが生の声で「もう少し、お待ちください」といってくる。ここがミソで、こうやって生の声を少し聞くだけでも、待つほうも気が和らぐ。しかも対応が早いので翌日には係員が訪問しにきてくれる。

 トラブルはこれだけではなかった。

 上海の病院のパソコンで作成されたパワー・ポイントのスライド資料を取り込もうと思ってフラッシュメモリにコピー、それを自分のパソコンに移すのだけど、どやらこの過程で自分のノートパソコンがウイルスに感染。

 Nortonの最新版を入れてあるにもかかわらず、なぜかウイルスが発見されず、非常にショックを受けてしまった。そこで、Nortonを削除して、ウイルスバスターの体験版を入れてみる。ちなみに、後からいれたウイルスバスターはウイルスを検出してくれたので、やはりNortonの問題なのかもしれない。

 仕方がなく、ノートパソコンをすべて再インストール。これだけで、1日をつぶしてしまった。今週は非常に生産性が悪い1週間だと反省。

 ところで、中国で使われているパソコンから自分のパソコンにデータを移植する場合はかなり注意をする必要がある。
 まず、一般に中国で使われているパソコンにはウイルス対策ソフトを入れてない、もしくは更新したことがないパソコンが非常に多い。さらに、海賊版のウイルス対策ソフトを使ったりしているし、とにかく信用できない。
 ウイルス対策ソフトの正規バージョンソフトを買うのをケチるひとが多いのがその原因なのだが、われわれからすれば厳重に注意する必要があるのはもちろんのこと。

 中国の場合、病院の研究室のパソコンなんて、ウイルス感染率100%といっても過言ではないぐらい。これが現実・・・。

 ちなみに、8月中旬ごろ、上海エリアでADSLの接続ができなくなるトラブル
が広範囲で発生している。こちらは、Windowsの欠陥を狙ったウイルスが原因で、ニュースにもなっている。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類