2006年09月14日

この週末はまた結婚式が入りそうだ

 数年前に東京で養老孟司先生の講演会を生で聞きにいって以来、結構先生の本を読むようになりました。

 「死の壁」を書いた養老先生が本に書かれていたような記憶があるのですが、確か結婚式よりも葬式のほうがその人の人生がにじみ出ていて感慨深いというような内容のことを書いてられたようなことを記憶しています。(記憶が間違っていたらごめんなさい)

 中国ではこれまで葬式も結婚式も幾度となく参列させてもらいましたが、私は中国の場合、結婚式も非常に興味を持っています。

 それは、結婚式はめでたいことだし、特に中国の結婚式では、盛大に来賓を迎えることが多いため、新郎新婦のその半生を伺い知ることができるからです。
 さらに、中国では個人が主役になって運営するイベントというのもそう多くなく、結婚式を見ていると、そのカップル、家庭、一族の哲学のようなものを感じることができるからです。

 ご存知のとおり、中国の結婚式は非常にラフ。来ているの人の服装を見ても、ジーンズとTシャツというようなこともあり、私もいつも出かけるときに着ていく服を迷います。ちなみに、女性が招待された場合、あまりきっちりした格好をしすぎると、誰が花嫁でだれが来賓か区別がつかなくなることがあるらしく、ラフな格好というのもそれなりに理由があるようです。
 
 今週末もある中国人の友達の結婚式に招待されました。
 私の周りの友達も招待されているようですが、どうも行く人が少ない。結構行くといっておきながらドタバタでキャンセルする人が多いみたい。
 みんな今年は結婚式が食傷気味なのか、これまでにお祝いを包みすぎたのか…。

 でもせっかく招待されたのだから私は言ってあげようと思います。披露宴のテーブルが空席というのもかわいそう。

 今年の中国は結婚式の当たり年。私もよく数えたら今年だけで10箇所ぐらい結婚式に出ています。
 中国にいる皆さんもきっとたくさんの結婚式にご招待されるチャンスがあるかと思いますが、ぜひ出席してあげてください。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類