2006年09月16日

またまた上海人の結婚式にでて

 今日の結婚式は、豫園にあるクリントン大統領に来た有名なレストランで行われました。大学時代の同級生も数名参加しましたが、会場を見るとずらっと10人が座れるぐらいの大きさの円卓が20ほど。

 面白いのが、会場が完全に貸切かと思いきや、じつはそうではなく、後ろのほうのスペースには、一般のお客さんがウロウロ。もちろん、食事をしている人もいます。ある外国人の観光客と思しきグループは、ちょうど会場内に敷かれたバージンロードの目の前に座っていて、まさに特等席。結婚式の様子をニコニコしながら、観察していました。

 発音からいかにも北方人の結婚式専門の司会者が司会を担当。かなり気合の入った司会者で、ご自身の歌もご披露。誰かの結婚式に参加したときは、台本を読み上げるような司会者がいてがっかりしたけど、それよりはマシか。今年は結婚式ブームで、司会者もかなり景気がいいらしい。

 中国の結婚式は、とくに流儀とかはないけど、あえてあるとすればお祝いをいくら包むかという点だと思います。今回のように中国人の同級生の場合なら、たいてい600〜800元ぐらいを相場としていて、私は日本の「お祝儀袋」に包んであげます。
 大抵、受付入り口には新郎新婦が立っていて、このときに手渡ししてあげます。そして、彼らと記念写真をとります。

 あとは、食事が延々と続きます。
 いままでいろいろな結婚式に出席しましたが、内容はどこもほぼ同じで、何回か出席すると次に何が始まるのが検討がつくようになりました。
 その間、テーブルに同席した人たちと歓談するというのが普通です。

 そして、最後に「喜糖」と呼ばれるチョコレートをもらいます。中国の場合、これが実質的な「お返し」となります。日本と違って、たくさんのお土産があるわけではありません。

 いろいろ友人たちの話を聞いてみると、上海の場合では結婚式に招待されたら、今度は自分たちの結婚式に招待してあげるのが普通で、そのときに「お返し」の分のお金を包む習慣です。
 というわけで、会計的には「ご祝儀」の分で結婚式の費用はまかなえるそうですが、逆に招待されたときは相応の「ご祝儀」を包んであげることは大切なようです。

 以前にも書きましたが、参加者の服装はきわめてラフです。毎回、ネクタイをしているのは、司会者と新郎、そして私ぐらいです。新婚さんの親御さんもポロシャツというのがほとんど。また、女性のほうもジーンズで来る人が大部分でした。

 私個人的には、もっとケジメがある結婚式のほうが好きなのですが、文化の違いですね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類