2006年10月06日

中秋節、上海浦東世紀公園の花火大会

 やっと仕事トンネルの先が見えてきました。結構快調に翻訳校正が進んでいます。こういうときは、気分もすがすがしい。今日の上海の天気もすがすがしかったです。いや、快晴で暑いぐらい。


 今日は中秋節。満月を愛でる日です。
 そして、家族が集まって食事をする日。実は、国慶節休みの重要なイベントの一つに、親戚一同が集まったり、お世話になって人たちに挨拶まわりにいく習慣が中国にあります。私も毎年彼女の実家を訪れて、今年も彼女の実兄夫婦や両親と食事に行きました。

 そして、いつもお世話になっている私の中医薬大学の恩師へも、毎年後輩たちと表敬訪問するのですが、今年先生はカナダのトロントで病院のカナダ人医師たちの指導へ出かけて留守。連休が終わってから訪れようと思っています。
 うちの先生のように中国で有名な医師となると、世界中から講演や指導の依頼があり、韓国やら台湾、アメリカ、カナダなど飛び回っておられます。
 今日は、その先生からふと国際電話があり、トロントはすばらしいところだ!とおっしゃっていました。私のこの恩師、私とちょうど3まわりは離れていて、私と干支は同じ。70歳近いですが、まだまだ現役バリバリで、走り回っておられます。




 さて、さて、私も上海にいるワケですから、上海の習慣で中秋節を迎えましょう。
 上海の中秋節に食べるもの、サトイモと枝豆、そしてアヒルです。アヒル以外は、原始的に、油ギトギトにすることなく、湯がいて召し上がります。サトイモを食べるときは、砂糖を少しまぶして食べる人も多いみたいです。なかなかおいしい。

 そして梨のシーズンですね。私も毎日のように梨を食べています。柿も出てきました。上海では、熟してドロドロになった柿が多いです。

 今日は世紀公園の花火の最終回。前回は上海科技館の広場で見たけど、今年はいつも散歩している張家浜の遊歩道の橋から観ることにしました。

 人も少ないし、川から吹き付ける風が気持ちいい。川面は静かで、最近の環境整備のおかげですっかりと浄化されてしまいました。時々、大きな魚が飛び跳ねます。

 張家浜周辺は、一戸建て住宅のエリアになっていて、かなり閑静な住宅街に成長しました。宮殿のような家から、あたたかい光がもれています。日曜日となるとジョギングする西洋人も多く見かけます。

 ドンドンと威勢よく花火が上がります。公園内では仕掛け花火が行われているようですが、そのあたりが明るく光っていました。

 花火があがると、川面にもきれいに花火が映り、花火を倍楽しんだ気分です。

 毎年、この世紀公園の花火大会が終わると、国慶節連休の終わりを感じ、いよいろ本格的な秋到来です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類