地下鉄2号線の河南中路駅が南京東路駅に改名したようです。「したようです」と書いたのも、地下鉄の車内放送では「南京東路駅」となっているのに、駅名の看板や案内標識はまだ「河南中路」のまま。中途半端なんですよね、いつも中国のすることは。もしこれが日本だったら駅名変更だったら夜を徹してでも一斉変更することでしょう。
先日、南京東路の歩行者天国にあるベンチに座って友人を待っていました。
このベンチからみる通りは非常に面白い。中国人のほかにも世界各国の皮膚の色の人たちがうろうろしているし、ペットボトルを拾うおばちゃんもおれば、物乞いにやってくるおじいさんも登場。中国語で言う「五花八門」とはまさにそういうことなんでしょうね。
さて、その南京東路ですが、ガイドブックなどによく日本人と分かれば見知らぬ中国人に声をかけられる、とか書かれていますが、これはなにも日本人に限ったことではないのです。
幸か不幸かなぜかどこから見ても「中国人」といわれてしまう、この私ですら声をかけられてしまいます。それも1回どころか何回も。。。
今日もやってきました。若い小姐のグループ。
中国語で「どこから来たの?」とか、「何しているの?」とか「一緒に遊ばない?」とか「買い物に行かない?」とか、私に質問を浴びせかける。
それも見ると一発でわかる地方から来た田舎小娘。こんなことをやって男性諸氏を釣っているのかと思うと、思わず笑ってしまった。
こちらが、
「おせっかいするな!」
と一蹴するものなら、小姐に大抵逆切れされて、
「せっかく誘ってやっているのに馬鹿にするな」
というような口調で返されます。
例えば、あの広告配りの少年たちもそうなんですね。
あからさまに広告を受け取ることを拒否すると、
「馬鹿ヤロー、広告を受け取るぐらいの寛大な心はないのか」
と少年に逆切れされます。
中国で生活すると、人間一人の価値とはいったいどういうのものなのかと再考させられます。