2006年12月01日

学生に人気のある職業がITか。。。

 結構興味深いデータが発表されています。上海市学生聨合会がまとめた上海市内300あまりの大学・高校の100万人の学生を対象とした「上海キャンパス流行ランキング」。この中で、今の若者がなりたい職業について、ランキングが出ていました。

 見てみると、一番がIT関連。編酋長、やりましたね。(あまり関係ないか)

 続いて、公務員、記者、教師、金融、弁護士、企業管理、同時通訳、芸能、ベンチャーとなっています。

 2位の公務員はわかるけど、3位の記者という仕事も意外人気がありちょっとびっくり。ちなみに、やはり日本ではランキングに入りそうな医師は、ここには入っていなかった。

 同時通訳というのも、そういえば大学の中国人の友達が、企業勤めから同時通訳の会社を自分でおこして、毎日走り回っていました。いますごく人材不足の分野のようです。

 教師が入っているのもいいですね。中国では、教師という職業は安定しているというイメージのほかにも、お嫁さんをもらうには教師か医師がいい、といわれるぐらい人間として信用されているようです。

海徐家匯名物、サイゼリアの行列(今日は特にすごかった)


 では、余暇の時間に何をするか、という質問には、社会に出て実践活動をするというのが一番多かったようです。中国の場合、最近でこそ改善されてきましたが、大学などがかなり閉鎖的で、井の中の蛙にならず、就職に使えるような技術を身につけたいという人が多いのです。2位にクラブ活動が入っていました。そのほか、学校のイベントに参加する、カラオケ、映画を見る、。。。もちろん「眠る」というのもランクイン。
 私も経験しましたが、中国の大学はとくに忙しい。私も大学の5年間(医学部)では、本当によく勉強しました。中国人の学生との講義の椅子とりゲームは今となれば懐かしい思い出です。「眠る」時間も惜しんで勉強しないと、彼らと競争するのは大変。

 で、学生時代にもっともやってみたいこと、というところのトップに「遠くへ行きたい」というのがトップに入っていました。確かに、上海というゴミゴミした街にずっと住んでいると、出て行きたくなる欲望は高まります。アルバイトをしてみたい、という願望は分かりますが、3位にきた「学校のトップたちと話をしたい」というのは、かなり現実感のある答え。きっと、いろいろな不平・不満が溜まっているのだろう、というような予想をしてしまうのは、私だけか。
 そのほか、徹夜で遊んでみたいとか、恋愛をしてみたい、このあたりは学生らしい答えですね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類