2006年12月11日

お子さんにはくれぐれも注意を、深圳の誘拐事件

 上海の地下鉄に乗ると、よく子供が物乞いをしていますね。実は、その多くが誘拐されてきた子供であるということは、多くの上海人も知っています。
 政府も対策に乗り出しているようですが、その実態の把握が難しく、なかなか思うようにいっていないようです。

 そうした誘拐の悲劇が、また深圳で発生しました。

 『新民晩報』からの報道です。
 12月8日正午ごろ、日向ぼっこから帰ろうと、3ヶ月の子供を抱いて交差点の信号を待っていたところ、突然抱きかかえていた子供を連れ去り、誘拐犯が車で逃走するという事件が発生しました。お母さんは、とっさの出来事で唖然とし、必死でタクシーで追跡しようとしましたが、見逃してしまい、いまだに子供の行方はわかりません。

 中国では全国的にこのような誘拐事件が発生しています。何人であろうと、子供を誘拐して、最悪売り飛ばしてしまって商売しているグループが実際に中国にはあるのです。

 よく、上海の小中学校でも子供を連れて登下校している親子を見ますが、それぐらい注意してちょうどよいぐらいなのです。とくに、乳児などは要注意です。抱いていても誘拐にあうのですから、目を離した隙に何が発生するかわかりません。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類