私が上海市内で一番好きなところ。
外灘でもなければ、豫園でもなければ、新天地でもありません。ずばり、崇明島です。このブログでも度々登場しているのですが、自転車ででかけるにはもってこいの場所にあります。ただ、この時期は寒いので、春の菜の花が咲いたころに自転車で行こうと思っています。
崇明島は農業が有名で、広大な台地にキャベツ畑が地平線まで続くという、わが故郷奈良県では考えられない風景が広がっているのです。そして、農作物がうまく、農家の家にお邪魔しては新鮮な野菜をご馳走してもらったりしてもらいました。日系企業も、農業関係で進出しているようで、ホテルでビジネスマンらしき日本人をよく見かけます。
さて、この崇明島の新米、いま上海でも手に入るようになりました。崇明島長江農場で作られたもので、「瀛豊五頭」というブランドで売られています。500グラムで真空パックに詰められていて、使うときも便利にできています。この新米を上海のローカルスーパーで手に入れました。2.5Kgで30元(約450円)ほど。ただ、中国東北エリアのお米と比較すると格段に高いです。
水はもちろん浄化されたものを使って炊くのですが、非常においしく炊けて、かなり感動しました。ローカル産のお米も、進化し続けているのがわかります。
中国のお米がおいしくないのは、品種の問題もあるだろうし、水の問題も大きいでしょう。だけど、上海で新米がなかなか手に入らないというのも原因の一つだと私は思っています。技術的にまだお米をおいしく保存する施設が十分ではなく、せっかくのお米が台無しになってしまっているのです。
さらに、レストランなどで出されるお米はもっとよくない。ローカルのレストランで、どうしてそこまでまずいお米が出せるのだろうと唖然としてしまうことがよくあります。
いずれにしろ、ここしばらく、崇明島の新米を食卓で楽しめそうです。
2007年01月31日
上海崇明島の新米、なかなかいけます!
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
2007年01月30日
過保護?マザコン?上海でよく見る青年の姿
今日は恩師の外来のお手伝い。
上海の病院の外来でよく見かける風景です。
25歳〜30歳程度の上海人の男性患者で、よく母親と一緒に病院にくるのを見かけます。
問診をすると、質問に答えるのは患者本人ではなくて母親のほう。例えばこんなこともありました。患者さんはネクタイをした30歳の上海人のサラリーマンと付き添いの60歳前後の母親。
私:「お通じは毎日ありますか」
本人:「・・・・・」
母親:「毎日1回ありますが、ちょっと堅め、たまに便秘することも。だけど、胃腸が弱くて、下痢をしやすいです。。。。」
本人:「・・・・・」
そこから母親の猛スピーチがはじまります。この60歳前後の上海人のおばちゃんはしゃべりだしたら止まらず、本当に怖いです。
検査方法を説明しても、本人が理解を示さず、お母さんが熱心に聞いています。
上海ではこういった患者さんをよく見かけます。
それも若い男性患者に多い。もう成人しているのだから、説明は本人ができるはずだし、本人の体は本人の方がよく知っているだろうに。
中には、家族だけでなく、親戚一同で診察室に入ってきて、話を聞きにくることもあり、患者が来るたびに診察室の中は妙な熱気に包まれます。
プライバシー、中国語では「隐私」といわれますが、なにが「隐私」なのか分かっていない人も多いはず。
上海の病院の外来でよく見かける風景です。
25歳〜30歳程度の上海人の男性患者で、よく母親と一緒に病院にくるのを見かけます。
問診をすると、質問に答えるのは患者本人ではなくて母親のほう。例えばこんなこともありました。患者さんはネクタイをした30歳の上海人のサラリーマンと付き添いの60歳前後の母親。
私:「お通じは毎日ありますか」
本人:「・・・・・」
母親:「毎日1回ありますが、ちょっと堅め、たまに便秘することも。だけど、胃腸が弱くて、下痢をしやすいです。。。。」
本人:「・・・・・」
そこから母親の猛スピーチがはじまります。この60歳前後の上海人のおばちゃんはしゃべりだしたら止まらず、本当に怖いです。
検査方法を説明しても、本人が理解を示さず、お母さんが熱心に聞いています。
上海ではこういった患者さんをよく見かけます。
それも若い男性患者に多い。もう成人しているのだから、説明は本人ができるはずだし、本人の体は本人の方がよく知っているだろうに。
中には、家族だけでなく、親戚一同で診察室に入ってきて、話を聞きにくることもあり、患者が来るたびに診察室の中は妙な熱気に包まれます。
プライバシー、中国語では「隐私」といわれますが、なにが「隐私」なのか分かっていない人も多いはず。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
2007年01月29日
靴泥棒
うちのマンションの掲示板に、
「最近靴を盗まれる被害にあった住民が出ているので注意をするように」
というような注意書きがありました。
そもそも、公共の場所である廊下に下駄箱さえも堂々と置いて、そして中の靴が盗まれたら管理会社に文句を言うような上海人が少なくなく、これが新聞のネタになるほどなので思わず笑ってしまいました。とにかく、何でも自分が正しいのです。。。
さらに、靴を盗むという行為そのものにも理解に苦しむのですが、上海では立派な商売になっているのです。普通なら人の履いた靴を履くのは、水虫をうつされそうで言語道断なのですが、盗まれた靴は闇市などで交易されていて、私も工事現場で出稼ぎ労働者たちが買い求めているのを目撃したことがあります。
そもそも、多くのマンションでは玄関がありません。日本人ほどウチとソトの区別が厳格でないのも、下駄箱を外に置く理由の一つではないでしょうか。
さらに、結構中国では靴を一回履いたらなかなか脱がず、足がにおう人が多いので、部屋の中に靴を入れるのは抵抗があるのも確かです。
でも、公共の場所を、まるで自分の家の玄関のようにして靴を並べるのには、ちょっとあきれますね。上海の公園や歩道などに立派な不法建築が後を絶たないのも理解できます。
それで靴が盗まれたら仕方がないというものなのでしょうが、盗まれた人の言い分は、ガードマンがちゃんと見ていないのが原因なのだそうです。
「最近靴を盗まれる被害にあった住民が出ているので注意をするように」
というような注意書きがありました。
そもそも、公共の場所である廊下に下駄箱さえも堂々と置いて、そして中の靴が盗まれたら管理会社に文句を言うような上海人が少なくなく、これが新聞のネタになるほどなので思わず笑ってしまいました。とにかく、何でも自分が正しいのです。。。
さらに、靴を盗むという行為そのものにも理解に苦しむのですが、上海では立派な商売になっているのです。普通なら人の履いた靴を履くのは、水虫をうつされそうで言語道断なのですが、盗まれた靴は闇市などで交易されていて、私も工事現場で出稼ぎ労働者たちが買い求めているのを目撃したことがあります。
そもそも、多くのマンションでは玄関がありません。日本人ほどウチとソトの区別が厳格でないのも、下駄箱を外に置く理由の一つではないでしょうか。
さらに、結構中国では靴を一回履いたらなかなか脱がず、足がにおう人が多いので、部屋の中に靴を入れるのは抵抗があるのも確かです。
でも、公共の場所を、まるで自分の家の玄関のようにして靴を並べるのには、ちょっとあきれますね。上海の公園や歩道などに立派な不法建築が後を絶たないのも理解できます。
それで靴が盗まれたら仕方がないというものなのでしょうが、盗まれた人の言い分は、ガードマンがちゃんと見ていないのが原因なのだそうです。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類