中国で走り始めた新幹線タイプの高速鉄道CRH2型に試乗するために一路杭州へ。上海南駅から出ているのですが、上海南駅はいついっても本当に美しい。上海の玄関ですからね。
CRH2型がどんな車両であるかは、記事を読んでいただくとして、次の仕事のためにたった2時間しか杭州にいられなかったけど、久しぶりに歩いた西湖の印象を少し。
今回の杭州の第一印象は、「街がより一層清潔になった」ことです。
(CRH2型のグリーン車にすっかり満足して街を歩いていたから、というウワサもあるが。。。)
もともと10年ほど前に初めて訪れた時から杭州にはいいイメージがあります。路線バスに乗ったとき、上海と違ってきっちりと「前乗り・後ろ降り」を守っていた市民にも感動しました。上海では「前乗り」ですら守られない人が多いですからね。
杭州駅から西湖までは歩いていける距離で、西湖大道を下っていけば15分ほどでつきます。ちょうど西湖天地の近くになります。西湖天地は、香港の瑞安集団が投資したレストランエリアで、上海新天地の姉妹版。西湖の畔にあり、山も見えたりしてロケーションも抜群です。
上海から1時間20分でいけてしまう杭州。緑も豊かだし、なにか空気も上海よりずっと澄んでいるような気がしました。
西湖の畔で、遠くの山々(おそらく天目山山系か?天目山は昔、生薬採取に行ったことがあるのですが、いい山です)を眺めているだけで、気分が落ち着きます。海のない奈良県で育ったため、山があるとやはり落ち着くのでしょう。
CRH2を使えば、たとえば朝8時30分の上海南駅で始発にのれば10:00には杭州につき、そのあと夕ご飯を食べて杭州発夜21:10発の終電にのれば、十分に西湖は堪能できます。
それこそ、パソコンをカバンに忍ばせて、原稿執筆の気分転換に杭州に吹っ飛ぶこともできますね。
鉄道で気軽に行けるスポットとして、西湖はお勧めです。ちなみに、レンタサイクルなどもありますので、自転車で西湖を周遊なんてもいいでしょう。