2007年01月25日

1月28日、いよいよ上海でも日本型新幹線が出発!ダイヤ発表

 日本の「はやて」型の新幹線タイプ高速列車CRHが1月28日より運行を開始します。
 当分は最高時速160キロで運転されるようですが、中国各地で15編成の列車が走ります。
4月18日より、時速200キロ運転となります。

 上海−南京間 T207・T208、T717・T718は1月28日より、T709・T710は後日増発。

 上海南−杭州間 N521・N522、N523・N524、N525・N526、N527・N528、N529・N530、N544の5往復半。1月28日より運転

 
 そのほか、広州東−深圳間では2月1日より新型列車が大幅投入される見込み。こちらが「はやて」型かは未確認。

 ちなみにCRHとはChina Railway High-speedの略だそうです。

マスコミにも登場しだした中国国産新幹線CRHのグリーン車


 上海発では杭州便が乗車チャンスが多そうです。

 筆者も上海南駅で往復チケットをゲットしました。
 連日報道されている関係で、試乗してみたいという上海市民が多く、私の前後のお年よりも杭州まで試乗にいくといっていました。

 上海−杭州間で、日本のグリーン車に相当する1等軟席(3列シート)が53元、普通席(5列シート)となる軟席が44元。硬席の設定はありません。

 日本では乗ったことがない新幹線のグリーン車を中国で体験できそうです。まるで、おのぼりさんの気分。

 グリーン車がたった53元で体験できるとは、これはかなりお徳ですよね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2007年01月24日

過酷な上海のタクシー運転業務

 今日は、上海のいろいろなところへ移動したので、タクシーをよく使ったが、昼下がりのタクシーの運転手は、あくびばかりして眠たそうでした。こちらも不安になるので、積極的に運転手に話しかけて、居眠り運転を防止させるしかありません。

 夕方6時ごろにのった大衆タクシー(大众)に乗ったときの話。
 最近、5時〜6時ごろでも上海科技館前のタクシー乗り場はタクシーの行列がすごくなっています。いままで、この時間帯といえば、タクシーがほかで忙しくて、客待ちをしていることなどあまりなかったのですが、最近増えているように思います。

 ところで、ここのタクシー乗り場は、上海で最もマナーが守られているところではないでしょうか。専門の係員も、公安もいないのに、いつも市民の整然とした列が作られています。マナーに関しても格差社会を意識せずにはおれない上海なのです。

 ご存知のように、上海のタクシーは1台のタクシーで2人の運転手が担当しているのですが、とにかく勤務が激務。朝5時ぐらいから仕事を始めて、終わるのは未明1時〜2時というのはザラ。会社がとくに営業時間を規制しているわけではないので、稼げるだけ稼ごうというのが基本姿勢みたいです。


 

 タクシー運転手の会社からのノルマは大衆タクシーの場合、1日380元だそうで、これは大衆タクシーの看板を掲げている限り、絶対支払わなくてはなりません。これにガソリン代が1日150元前後なので、あわせると530元は最低稼ぎ出さないと赤字です。

 今日のタクシー運転手の場合、私がのった夜の地点でやっと530元稼げたといっていましたから、大衆ブランドでもかなり苦戦していたみたい。すなわち、この運転手の場合、夜からの稼ぎが直接自分たちの収入となるわけなのです。そうなると、少しでも稼ぎださないといけない。

 上海市政府は運転手の収入が月3000元を保てるようにいろいろな政策を行っているようですが、実際には労働時間から計算すると、かなり過酷な仕事で、そのために居眠り運転が発生してしまうんですよね。

 なり手がいない上海のタクシードライバー。いま、退職する人が増えてきて、人材不足なのが現実のです。
 一時、上海崇明島出身の運転手が話題になりましたが、彼らが上海市街地で稼ぐには、さらに自分たちの家賃も支払わなければならず、コスト的に会わないので撤退する人が増えているとか。もちろん、崇明島出身だから上海市内の道もあまり詳しくない。
 
 これから地下鉄網の普及で、斜陽になりつつある上海のタクシー業界。

 ちなみに、上海で白タクが増えるのもわかりますよね。少なくともこの380元の会社への上納金がないのですから。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2007年01月23日

呉江路のちょっと人気があるお店

 なぜか分からないのですが、日本で報道されている上海の紹介で、必ず紹介されるのが呉江路。
 なかには、「ここにこなければ、上海に来たことにならない」と豪語されていることもあるのですが、私はあまり好きではないです。(すみません、へそ曲がりで)

 嫌いな理由は、ずばり「不潔」だから。

 道路にはゴミが散らかっているし、埃もムンムン。こんなところでは、ちょっと食事はできない。

 ここ最近、呉江路で流行しているのが帆立貝とカキを炭火焼して売っている露店。いたるところにあり、おろしニンニクのいい香りが漂ってくるのですが、やっぱり衛生的に心配。だいたい、この程度の火で十分に加熱されるはずないですからね。なにかノロウイルスもごろごろしていそうで心配です。

 話がちょっとそれますが、最近、病院の患者さんや医師でも、下痢をわずらわっている中国人をよく見かけます。手洗いのほかにも、こういった不潔そうな食べ物には決して手を出さないように医療関係者の一人として忠告しておきます。

呉江路。道路の不法占拠がこんなにあるのに、だれも規制に来ない


 こんなことを書くと、なんか呉江路はとんでもないところのようなのですが、結構地元上海人の間で評判に店があります。ここにきてどこに入ろうかと迷ったときは参考にしてください。

 上海エリアの小吃として有名なのが臭豆腐。豆腐の発酵食品の一種ですが、これは納豆と一緒で、食べると病みつきになってしまうのです。しかも、臭いほどおいしく感じてしまう私は、じつは結構臭豆腐のフアンで、自宅でも作ってしまったりします。

 呉江路で有名な臭豆腐の店は、「七品坊」。通りの真ん中ぐらいに位置します。いつでも行列ができているので、それとすぐ分かると思います。
 臭さからいえばまだまだ不十分で、私はかなり不満足なのですが、まあまあそこそこの揚げ具合で、「カリカリ」の臭豆腐を楽しむことができます。

 

 上海っ子の間で人気がある店としては、「遊子鴨子粉絲館」。上記の臭豆腐の店と同じならびにあります。ダックをつかったスープに、ダックのさまざまな部位の肉が使われていて、肉のコリコリとした歯ごたえがけっこういけます。それに、春雨が妙にマッチするのです。ここも、行列ができる店のひとつです。

 8元でかなりのボリュームなので、カップルでいったのなら1碗注文するだけで十分です。

 

 NHKなどでは、生煎の専門店として小楊生煎がお勧めと紹介されていました。

 生煎は油コテコテでいかにも体によくなさそうなので、私はめったに食べませんが、興味のある方は試してみてもよいかもしれません。上海エリアでは伝統的な小吃です。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類