2007年01月02日

高速道路のスピード違反を取り締る究極の方法

 中国各地で高速道路が増えてきて、移動するのが便利になった一方、長距離運転が招く過労や居眠り運転が問題の事故も増えています。特に、中国の場合は、大陸的な平野がはるばる遠くまで続くため、ついつい速度を超過しすぎのドライバーをよく見かけます。

 先日、上海のタクシーに乗ったときのこと。
 メーターの隣にある機器がしきりに「一路平安」と叫んでいます。

 何のための警告なのだろうと運転手に聞くと、警察のレーダーによる速度探査、いわゆる「電子警察」の対策だそうで、レーダー探知機から20メーター以内となると「一路平安」と警告するとのこと。さらに、高級な機器もあるとかで、100メートル以内から探査できて、警告音もいろいろ選べるとか。

 これだけ「一路平安」を頻繁に叫ぶのですから、レーダーもいたるところに設置されているのでしょう。

 

 広東省での話。

 2006年12月30日より広州と深圳を結ぶ広深高速道路で新式のスピード違反を取り締る方法が施行されています。これは、これまでの速度検査地点で速度をチャックする方式から、2点間の距離と時間から平均速度を割り出して取り締るという方法。

 考えてみれば、高速道路では料金所があるわけだし、何時にどこを通過したぐらいは簡単にわかります。これをスピード違反の取締りに使えば、もっと客観的に平均時速が割り出せます。

 深圳交通警察では、区間速度測定法を導入して、計測を始めているようです。これまでの研究で、中国の法律的にも問題がないことが分かり、実施に踏み切ったようです。

 果たして効果はいかが?
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類