2007年01月04日

こんな寒いときには、四川料理はいかが?

 あいにくの天気が続く上海。じめじめした「陰冷」は、上海独特の寒さといえるでしょう。

 さらに、この週末は氷点下になるそうで、そんなときは体の心底からあたたまる四川料理は如何でしょうか?

 私が浦東でよくいく四川料理の店は「巴国布衣」。店員はほぼ全員が四川人というかなり本格的な四川料理店だけど、値段が結構リーズナブルでお勧めです。

 前菜には蕨(ワラビ)の根っこを材料にした麺。たっぷりかけられたネギと唐辛子、さらに酸っぱいスープがマッチして、この段階でもう食欲全開。四川料理では蕨がよく用いられ、時にはこんにゃくなども登場します。日本料理とも接点があり、興味深いところです。

 メインは水煮牛肉。四川料理の定番です。昔、インターンで夜の宿直をしていたころ、病院の近くの四川料理屋で出前注文した料理で、結構懐かしい味がします。見た目はまっかっかで辛そうですが、実はそう辛くなく、ニンニクがたくさんかかった牛肉これまたおいしい。

 さらに、粉蒸肉も注文。これは、薄くきった皮付き豚肉と米の粉を混ぜて蒸したもの。これもかというほどしっかりと蒸されていて、口の中に肉を入れるととろけそうです。ご飯と非常にマッチして、それだけでも幸せな気分になってしまいます。

 〆は坦々麺で。この坦々麺も激辛というわけでもなく、程よい辛さとお椀1杯分の少ない量が嬉しいです。

 四川料理はスパイシーさが命。スパイスのハーモニーを存分に楽しんでください。

 それと、日ごろ中国の四川料理を食べなれていない方はご注意を!以前、日本から来た私の友人で、四川料理を食べ過ぎて辛さから腹痛になり、病院に運ばれたことがありました。くれぐれもほどほどに。

【データ】巴国布衣(浦東店) 
浦東新区東方路(張楊路)738号裕安大厦1楼 電話: 021-50814288 (混んでいることが多いので要予約)
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類