今朝のローカルニュースで、上海の華山医院が正式に災害などに派遣して人道支援をする緊急救護隊を発足させたことが出ていました。
1907年に設立された華山医院は、100年の歴史をもつ中国でも有数の総合病院で、上海人の間でも信頼のおける病院のひとつとして挙げられています。皮膚科なども有名ですよね。
この病院はもともとは中国赤十字会総医院でした。
病院が設立された間もない1910年ごろから、国内外の災害などに救援隊を出しているようですが、この中で初めて知ったのは1923年に起こった関東大震災に、華山医院の医療隊が東京へ救援活動に派遣されたということです。
中国がはじめて海外に救援隊を組織して派遣した先が、実は東京だったとは、ちょっと驚きました。その当時の集合写真などを見てみると、中国赤十字会として人道的支援を行ったようです。
華山医院には、中国人の大学同級生も就職したし、何かと親近感がある病院のひとつですが、こうやって思わぬこところに日本と接点があるとは、思いもしませんでした。
中国と日本は隣国関係。ぜひぜひ、建設的な交流がこれからもできたらと思います。
2007年01月10日
中国がはじめて海外送った医療救護隊、目的地は東京だった
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類