実は、黄山で大雪が降ったという話を小耳に挟み、これは取材に行かなくてはならないと即決断。
とりあえず上海駅に走っていって乗車券を購入し、うちのサイトでホテルを予約。18日夜のN518列車に飛び乗りました。この列車は、私の黄山ご用達列車で、夜10時に上海駅を出発して、次の日の9時ぐらいにつくもので、なにより車内で一晩休めてラクチン。
いま黄山はオフシーズンで、当然列車もガラガラです。B寝台(硬卧)だったのですが、6人の開放式寝台を独占できました。帰りはA寝台(软卧)ですが、どの程度の混みようかは、わかりません。
詳しいことは、いま特集記事で書いています。皆様にも気軽に黄山に行っていただけるように分かりやすく書きますので、そちらを見てください。
この冬の黄山は非常にお勧めです。雪の風景が、黄山のシルエットに非常にマッチして、本当に
「ため息が出るような水墨画の実景」
でした。
夏の黄山にも行っていますが、天気がよすぎて暑い!灼熱の黄山を体験するのなら、私はこのシーズンオフの冬の黄山をお勧めします。
山には殆ど人が居ません。
しんしんと降る粉雪と、静けさに慄くほどの空間。雪を「キュッキュッ」と踏みしめる音だけが響きます。
樹氷が山々でみられ、新雪にはけもののの足跡がついていました。この寒い冬、動物たちは何を食べているのだろうと、思ってしまいました。
森の中をひたすら歩き、次の瞬間、黄山の景色が眼下に広がるとき、その感動はいついっても堪能できます。
上海から一晩で大自然を体験できる場所です。
いま、江沢民が滞在したというホテルに泊まっています。
明日は、前黄山を歩いて、上海に戻る予定です。
心地よい疲れで、今晩はよく眠れそうです。