2007年01月21日

2007年の上海経済は一筋縄にいかない?

 今朝、上海に無事について、早速自宅で雑用を片付けるも、太ももがかなりの筋肉痛で、平地を歩くのが少し困難。逆に、階段の上り下りはラクなのですが。。。
 山を歩いて、すぐ体に反応がでてくるので、まだ体が若い証拠か?

 上海駅からの帰り、駅の地下のタクシー乗り場からタクシーに乗って自宅に戻ったのですが、その車内でやっていたラジオの報道番組が、浙江省で開発が進められていた高速鉄道プロジェクトに関わる不正疑惑問題。
 地方政府が、十分な許可を得ず、勝手に土地を使用して開発し、疑惑が発覚して工事が全面ストップ。長江デルタエリアを珠デルタエリアをつなぐ重大プロジェクトだけに、疑惑に対しての注目度が高いのです。

 タクシー運転手の社会にたいするグチを聞きながら、

「春節も近いし、今年の売り上げはどう?商売繁盛している?」

 という話をしたら、

「今年の上海はだめだねえ」

 とつれない返事。

 去年のトップの汚職事件以来、どうも一部で沈滞ムードがあるのは確かなようで、去年の春節前とくらべると、乗客に勢いがないというのがこの運転手の実感だそうです。そりゃこういろいろあれば物事「慎重」にならざるおえないでしょう。

 例年なら、この時期、多くの市民が挨拶周りにタクシーを利用して、遠出も平気でするそうですが、今年はさっぱり。話によると、交通ICカードに多量の現金をチャージして、顧客にプレゼントするような気前のいい会社も減ったようで、去年とは違うムードが漂っているということです。

 そういえば、今回の旅行で鉄道に乗ったら、地下の暴露本などが平気で売られていたし、ふふ〜ん、私もそれなりに気づくところがありましたね。

 日本でもタクシーは世相を繁栄するといいます。
 上海では相変わらず朝晩にタクシーを捕まえるのは大変ですが、どうもこれまでと様子が違うような感じを受けます。

 2007年の上海はどのように変化するか。私も静かに観察していきたいと思っています。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

大動脈 上海−北京線は線路がいい

おはようございます。

先ほど列車は「常州」に停車しました。順調に駒を進めているようです。
いま担当の運転手は、停車と引き出しが下手。かなりガクンと衝撃がきました。


 昨夜、これでもかというほど駅に止まりましたが、いつの間にか寝てしまい、すっかり夢の中でした。

 人っ子一人いないローカルな駅では、プラットホームの駅の案内板だけが煌々と輝いていました。N520次列車はそんな駅にも丁寧に停車していきます。華東エリアを結ぶ重要な優等列車ですからね。

 しかし、中国は本当にでかい。中小の街が鉄道沿線にものすごい数がありますからね。
 わが故郷のJR大和路線だと、ほんと一都市の地下鉄程度の感覚になってしまいます。中国大陸でこれほど列車旅が満喫できるのは、鉄道マニアとして冥利につきます。

 南京から北京−上海線の幹線に入った段階で、線路が格段によくなりました。2007年4月のダイヤ改正より時速200キロ〜250キロ運転をするので、電化工事はとっくに終わり、ポイントも日本の新幹線と同じような減速不要のポイントに取り替えられています。

 在来線で、この設備ですから、将来建設される高速鉄道はきっと立派なものになるのでしょう。

 ジョイントの音も殆どなく、列車はすべるように走ります。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類