今回は私の友達ではなく、私の彼女の親戚の結婚式。
式の内容はともかく、今まで参加した結婚式で最も浪費がひどかった結婚式でした。確かに、野菜類の料理が1品しかなく、あとはハト、鴨、鶏、牛肉、豚肉、魚、カニ、イセエビ、スッポンと思いつく肉類すべてが料理として出され、さすがの私も箸が殆ど進みませんでした。
テーブル数58卓(1卓10人)というこれまた馬鹿でかい結婚式。もう、すごすぎですね。
残された残飯の量がこれまたすごい。私のテーブルで残ったのは、出された料理の三分の二。脂っこすぎたり、ボリュームが多すぎたりして殆ど手がつけられていない料理もありました。料理長は猛反省すべきです。
こういった現象が上海各地の宴会場で起こっているのならば、そして結婚式の巨大披露宴ブームが未だに続いているのであれば、間違いなくバチがあたることでしょう。
天の神様は決して許しません。
上海では確かに農作物とか食べ物の値段が安い。だからといって無駄遣いしたらいいというわけでもない。その背景には、生きていくのに精一杯な田舎の農民の姿が目に浮かびます。
私の彼女のお母さん、上海人ですが、無錫の農村出身です。
「もったいない、もったいない」といって弁当箱にしっかりと残ったおかずを詰め込んで持って帰っていました。
いくら生活が豊かになっても、物欲に溺れてしまってはいけません。そういうお母さんの行動を私はいつも尊敬しています。
私ももうすぐ結婚式を控えていますが、今回の式では非常に考えさせられました。