まったく、この週末はパソコンに向かいっぱなし。今月は28日までしかないから、日程がかなりタイト。
1ヶ月かけて取材した日本向け雑誌の原稿6000字ほど書き上げ、そして、知り合いから頼まれていた中華高級レストランの日本語訳チェック、さらにうちのサイトの人事の問題で頭を悩まし、今度はいま取り組んでいる中医学の研究に没頭、そして結婚式の準備にホテルで打ち合わせ。。。
これだけ仕事が溜まると、夜も寝てられず、昨夜も12時に寝て4時起床。それでも目覚まし時計が要らないのであります。
しかし、考えることは面白い。
特に中華高級レストランの翻訳は、食いしん坊の私にはたまらない。
「メニューを考えることはまさに文学だ!」というのが私のモットー。
頭にあるボキャブラリーをフルに活用させなくてはできない。
さらに、メニューの殆どが100元以上なので、中華でこのクラスならかなり高級な部類に入るのでは?ここの試食会にいったこともありますが、さすがにおいしい。
きっと、このブログの読者もこの某レストランで私の書いたメニューを見てくださっているのではとおもうと、ひそかにニヤニヤしてしまいます。
結婚式のホテルは、上海の某オールドホテルなのだけど、まあ国営企業だからサービスがとことん悪い。このホテルを建てたある欧米富豪に申し訳ないですよ。
そんなことを思いながら、担当者が机で寝ているところを恐る恐る起こして結婚式の段取りの打ち合わせ。まあ、高級ホテルの舞台裏というのはどこでもこんなものです。
さあ、仕事、仕事。
2007年02月25日
原稿の締め切り、仕事の締め切り、研究の締め切り
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
2007年02月24日
上海名物の「電車」がなくなるなんて
上海名物がまた一つ姿を消すようです。
中国語を勉強したとき、「電車」という言葉は、いわゆる鉄道の電車ではなく「トロリーバス」を指すということは、みなさんテキストなどでよく見かけたはず。上海でもまだたくさんトロリーバスが走っていますが、これが徐々に姿を消すことになりそうなのです。
2月10日には、17番バスのトロリーバスが全廃され、すべてボルボの新型空調バスに置き換わってしまいました。上海の場合、バスが長らく人々の大切な足を担っていたので、歴史の古いバスが多いのが特徴。しかもトロリーバスとなると、その昔、「ちんちん電車」が走っていたところをそのまま走っていることが多いので、まさに歴史を伝える証人なのです。
今回、トロリーバスが廃止された17番のバスは、元はフランス系の会社が1926年に作った路線で、ローカルなエリアを走る上海で最も長いトロリーバスでした。現在も盧湾大橋から通北路を結ぶ13キロの路線として活躍しています。
こんな風景もいつかは見られなくなるかも
トロリーバスの魅力は、なんといっても静か。加速も独特で、なれない人なら「車酔い」してしまうかもしれません。自転車で上海の街を走っていても、トロリーバスの後ろなら排気ガスの洗礼を受けなくてもいいといいので嬉しい限りです。
ただ、狭い上海の街では、集電装置が邪魔になってトロリーバスがよくトラブルを起こしているのも確かです。路上駐車などがあれば、それこそ大変です。よく、運転手が架線から外れた集電装置を長いワイヤで右に左に調節している姿を見ますが、これが雨の日だったらもっと大変な作業です。
最近では、急速充電型のトロリーバスが11番に導入されています。これは、バス停の停車中に急速充電し、あとは架線がなくても走ることができるという代物ですが、まだ大規模に普及していません。
現在、上海では2万台近いバスが走っているようですが、そのうちトロリーバスは400台を割っており年々少なくなってきているのが現状です。速度が遅いとか、設備がぼろいとかの理由で、廃車のスピードが上がっているようですが、環境保護の立場から言えば、もっと重視されないといけないはず。日本などでは路面電車などが復活してきているわけですから。
中国語を勉強したとき、「電車」という言葉は、いわゆる鉄道の電車ではなく「トロリーバス」を指すということは、みなさんテキストなどでよく見かけたはず。上海でもまだたくさんトロリーバスが走っていますが、これが徐々に姿を消すことになりそうなのです。
2月10日には、17番バスのトロリーバスが全廃され、すべてボルボの新型空調バスに置き換わってしまいました。上海の場合、バスが長らく人々の大切な足を担っていたので、歴史の古いバスが多いのが特徴。しかもトロリーバスとなると、その昔、「ちんちん電車」が走っていたところをそのまま走っていることが多いので、まさに歴史を伝える証人なのです。
今回、トロリーバスが廃止された17番のバスは、元はフランス系の会社が1926年に作った路線で、ローカルなエリアを走る上海で最も長いトロリーバスでした。現在も盧湾大橋から通北路を結ぶ13キロの路線として活躍しています。
トロリーバスの魅力は、なんといっても静か。加速も独特で、なれない人なら「車酔い」してしまうかもしれません。自転車で上海の街を走っていても、トロリーバスの後ろなら排気ガスの洗礼を受けなくてもいいといいので嬉しい限りです。
ただ、狭い上海の街では、集電装置が邪魔になってトロリーバスがよくトラブルを起こしているのも確かです。路上駐車などがあれば、それこそ大変です。よく、運転手が架線から外れた集電装置を長いワイヤで右に左に調節している姿を見ますが、これが雨の日だったらもっと大変な作業です。
最近では、急速充電型のトロリーバスが11番に導入されています。これは、バス停の停車中に急速充電し、あとは架線がなくても走ることができるという代物ですが、まだ大規模に普及していません。
現在、上海では2万台近いバスが走っているようですが、そのうちトロリーバスは400台を割っており年々少なくなってきているのが現状です。速度が遅いとか、設備がぼろいとかの理由で、廃車のスピードが上がっているようですが、環境保護の立場から言えば、もっと重視されないといけないはず。日本などでは路面電車などが復活してきているわけですから。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
2007年02月23日
中国のマスコミもなかなかやるじゃん
2月23日付けの新民晩報のB8版に、2006年語録というコーナーがあり、世界各国の有名人が喋った名言が掲載されています。その中で、中国関係で結構面白いものがあり、おもわず笑ったり、関心したり。。。いくつかご紹介。
1.中国の環境省にあたる中国国家環保局の周生賢局長が、中国の科学発展の遅れと、環境問題の深刻さを嘆いた悲痛なコメント。
在一定条件下,发展就是不断地烧东西。烧掉的是资源,留下来的都是垃圾和污染,产生的是GDP。
【大意】ある一定の条件下では、発展とは物を燃やすことである。すなわち、資源を燃やし、残るものはゴミと汚染だけ。その結果生まれてくるものはGDPである。
2.2006年の中国では公務員が大人気。うちのサイトでも2006年の記事を検索してみるとこんなのもありました。そこで生まれた『中国青年報』の記者が書いた言葉。
公务员现在已经不是铁饭碗了,它是金饭碗。
中国語を勉強しているときに「親方日の丸」的な意味をもつ言葉として習った「鉄のお碗」は、いまや「金のお碗に。。。」。公務員試験では志望者が殺到して、サーバーがダウンしたそうです。さすが。
3.上海小姐の男性観
一张文凭,二国语言,三房一厅,四季名牌,五官瑞正,六六(落落)大方,七千月薪,八面玲珑,九(酒)烟不沾,十分老实。
【大意】立派な学歴で、英語に精通、3DKのマンション、1年中ブランド物の衣服を身につけ、月給は7000元。端正な顔立ち、太っ腹で、さらにごまスリ上手、酒・タバコはダメ、それでいて忠実。。。
う〜ん、さすが上海小姐!どこまでも要求が高い。そんなことを言っているから、なかなか相手が見つからないんだよ。
4.房奴
日本のどこかの経済新聞でもネタとして話題になっていた言葉「房奴」でしたが、中国人の住宅ローンはすごい。9割以上の人が住宅を担保に住宅ローンを組んでいるけど、そのうち3割以上が収入の50%以上をローンにつぎ込んでいる。これじゃ、家計が大変に違いないけど、それでもなぜかやっていけているのが不思議。
5.中国とアメリカの貿易摩擦問題に対して商務部の薄熙来部長がアメリカで開かれたパーティーで話した言葉。アメリカの貿易赤字のウラで、アメリカ企業が暴利をむさぼっていると揶揄。
我们有钱吃龙虾 吃牛排,而我们在吃馒头,吃三明治。有趣的是,美国朋友们一边吃着龙虾和牛排,一边还很关注我们的三明治是不是吃多了?
【大意】私たち(中国)はロボスターやステーキを食べるお金を持っている一方で、いつも饅頭やサンドイッチを食べている。興味深いのは、アメリカの友達はロボスターやステーキを食べながら、我々がサンドイッチをたくさん食べたか非常に関心をもってみている。
6.中国の著名な学者が、テレビにでて大衆に知識を広めようとしない現状を、歴史学者易中天教授が言った言葉
孔子如果生活在今天,他肯定会上电视,不然,像他那样坐着牛车四处讲学,太辛苦了。
【大意】もし孔子がいま生きていたら、間違いなくテレビに出演するはずだ。さもなければ、牛車にのってあちこち講義しにいくのは、大変すぎる。
1.中国の環境省にあたる中国国家環保局の周生賢局長が、中国の科学発展の遅れと、環境問題の深刻さを嘆いた悲痛なコメント。
在一定条件下,发展就是不断地烧东西。烧掉的是资源,留下来的都是垃圾和污染,产生的是GDP。
【大意】ある一定の条件下では、発展とは物を燃やすことである。すなわち、資源を燃やし、残るものはゴミと汚染だけ。その結果生まれてくるものはGDPである。
2.2006年の中国では公務員が大人気。うちのサイトでも2006年の記事を検索してみるとこんなのもありました。そこで生まれた『中国青年報』の記者が書いた言葉。
公务员现在已经不是铁饭碗了,它是金饭碗。
中国語を勉強しているときに「親方日の丸」的な意味をもつ言葉として習った「鉄のお碗」は、いまや「金のお碗に。。。」。公務員試験では志望者が殺到して、サーバーがダウンしたそうです。さすが。
3.上海小姐の男性観
一张文凭,二国语言,三房一厅,四季名牌,五官瑞正,六六(落落)大方,七千月薪,八面玲珑,九(酒)烟不沾,十分老实。
【大意】立派な学歴で、英語に精通、3DKのマンション、1年中ブランド物の衣服を身につけ、月給は7000元。端正な顔立ち、太っ腹で、さらにごまスリ上手、酒・タバコはダメ、それでいて忠実。。。
う〜ん、さすが上海小姐!どこまでも要求が高い。そんなことを言っているから、なかなか相手が見つからないんだよ。
4.房奴
日本のどこかの経済新聞でもネタとして話題になっていた言葉「房奴」でしたが、中国人の住宅ローンはすごい。9割以上の人が住宅を担保に住宅ローンを組んでいるけど、そのうち3割以上が収入の50%以上をローンにつぎ込んでいる。これじゃ、家計が大変に違いないけど、それでもなぜかやっていけているのが不思議。
5.中国とアメリカの貿易摩擦問題に対して商務部の薄熙来部長がアメリカで開かれたパーティーで話した言葉。アメリカの貿易赤字のウラで、アメリカ企業が暴利をむさぼっていると揶揄。
我们有钱吃龙虾 吃牛排,而我们在吃馒头,吃三明治。有趣的是,美国朋友们一边吃着龙虾和牛排,一边还很关注我们的三明治是不是吃多了?
【大意】私たち(中国)はロボスターやステーキを食べるお金を持っている一方で、いつも饅頭やサンドイッチを食べている。興味深いのは、アメリカの友達はロボスターやステーキを食べながら、我々がサンドイッチをたくさん食べたか非常に関心をもってみている。
6.中国の著名な学者が、テレビにでて大衆に知識を広めようとしない現状を、歴史学者易中天教授が言った言葉
孔子如果生活在今天,他肯定会上电视,不然,像他那样坐着牛车四处讲学,太辛苦了。
【大意】もし孔子がいま生きていたら、間違いなくテレビに出演するはずだ。さもなければ、牛車にのってあちこち講義しにいくのは、大変すぎる。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類