2007年02月17日

さあ、上海の街のドンパチ騒ぎがすごくなってきました!

 「郷に入ったら郷に従え」

 今晩はNHKを見ずに、CCTVの春節晩会を見ていますが、外の爆竹や花火の音がすごくて、何も聞こえません。(笑)

 爆竹が鳴るたびに、自動車の盗難防止用の警報機が鳴り響きます。

ベランダの真上で炸裂


 ちょうど、私のマンションの目の前で花火が炸裂し、すごい迫力です。

火の粉が飛んできて危ないぞ。。。


 クライマックスは、日付が18日に変わる瞬間です。

 この瞬間に、本当の意味で2007年の猪年が始まります。

 明日、私は新幹線に乗って無錫に避難します。

部屋の中へ避難しました
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2007年02月16日

買い物に市民が殺到、いよいよ春節

 中国で生活していると、2回新年が祝えるというのも、なかなか乙なものです。

 16日は小年夜。私たちも春節のためにいろいろ買い物に出かけました。
 今年の我が家の17日の大晦日「大年夜」は、彼女の両親を我が家に呼ぶことにしたため、いたって中国式です。

 その昔、肉や油が非常に貴重で、なかなか手に入らなかった時代の名残か、この時期はありとあらゆる肉を食べます。
 そのため、市内の有名老舗の食材売り場は、もう人人でごった返しています。市民は「白切羊肉」など「熟食」と呼ばれるお惣菜をどっさりと買い求めます。「熟食」は、よく中華料理を食べにいくと前菜に出てきますが、日持ちするようで日持ちしないため、春節の直前になって買い物に行くのです。

 さしずめ、大阪の大晦日の黒門市場のような感じではないでしょうか?上海の場合は、それ以上に人間がいますが。よくぞこれだけ並んで買うものだと感心するほどです。中国人にとっての春節は、日本人にとっての正月より思い入れが強いのかもしれません。

第一食品商店では売り切れの品も続出。混雑にまぎれて喧嘩も続発。


 今年の年夜飯の特徴について、ある雑誌の連載にもレポートしたのですが、家庭で楽しもうという人が多いという点です。この写真のように500元〜600元程度で忘年会セットを売り出しているレストランがたくさん見かけました。家庭で温めたらすぐに食べられるとあって、便利なようです。さしずめ、日本で言う「おせち料理」のパックですね。今日日本でもおせち料理を自宅でつくる人も減りましたが、上海でも年夜飯を自分で作る人は減りました。

 ところで、この年夜飯セットには、ダフ屋が出ていました。なぜか分かりますか?

 この「年夜飯」パックは、券で引き換えるのですが、企業などでは接待とか職員へのサービスということで、社員にチケットを配っているのです。配られた券を回収してくれるダフ屋がいるのです。月餅もそうでしたが、上海らしいですね。

 あと、非常におめでたい食べ物として「八宝飯」も長い行列ができていました。こちらも売り切れ続出のようです。

「年夜飯」のご家庭向けセットを売るレストラン


 そして、地下鉄や南京東路を道行く人たちを観察すると、みんな赤系統の箱をぶら下げていませんか?
 これは、みんなで食事をするときに、年上や両親にプレゼントする習慣があり、そのお土産を持っている人たちです。写真のように、大量に持っていっている人も見かけました。

 お土産としてよく選ばれるのは、健康食品や漢方薬などなど。ほら、一時上海でくどいほどCMを流していた「脑白金」なんかもそうでした。もらったほうも困ると思うのですが、なぜかそういうものを選ぶ市民を多く見かけます。

 ちなみに、私もいつもお世話になっている中医学の恩師にお土産を持っていきましたが、私は実用的な「有機栽培無農薬米」を送りました。

真っ赤な箱に詰められたお土産をもって家族で集合します


 そして、上海に居残っている物乞い集団も、この時期は少しホックホクです。市民のサイフの紐も緩みがち。

 いつもめったに見られない猿回しの物乞いまでも登場していました。上海市では厳しく取り締られたはずなのですが。。。

 結構いろいろな人から小銭を恵んでもらっていました。

 17日は3時ごろから繁華街でも人の往来がめっきり減ることでしょう。みんな家路を急ぎます。

 天気はあいにくですが、これから爆竹と花火の嵐が始まります。17日夜はまるで上海市内全体が花火大会のような大騒動になります。

上海で禁止されているはずの猿回しの物乞いも今日は商売繁盛の様子
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2007年02月15日

vistaを使おうか、Xpを使おうか。。。

 Vistaを使おうか、いろいろ研究してみたけど、私としては当面結局パスするしかないだろうという結論に達しました。

 まず、私の周りでVistaを使い出した中国人パソコンマニアが一人もいないこと。Xpのときには、真っ先にXpに乗り換えた友人も、今回は乗り換えに慎重です。「発売後一週間のパッケージ版Vistaの販売数がXPを下回る」--NPD調査という記事も出ていましたが、海賊版王国の中国ではVista使用者はもっと少ないことでしょう。

 中国の各サイトの掲示板を見て総合的に判断したのは、とにかく中国各メーカーのVista対応のドライバを出すペースが遅く、せっかくアップグレードしてもハードの問題で使えないユーザーが続出しているのが現状です。
 少なくとも、パソコンに知識のない人がアップグレードする人はトラブルが続出してかなり時間の無駄になっているようです。その背景には、中国のパソコンユーザーの殆どが自分で組み立ててパソコンを使っているので、各ハードのVista対応ドライバがそろうまでは、使い物にならないというわけなのです。

 これから中国にくる予定がある人は、なるべくVistaは使わないほうが無難のようです。周辺機器を中国でそろえるのに制約がかかります。今だったらXp搭載機種も安いですし。

 たとえば、私がメインで使っている東芝のdynabook ssでも、Windoes Vista Capableだけど、会社で使っている聯通CDMA1XのPCカードにいたっては、vista対応予定なし、とまでHPに告知されていました。屋外モバイルすることが多い私にとってこれは致命的なので、私もアップグレードはとりあえず中止しました。

 ただ、今のノートパソコンが重量が重く(2キロ前後)、今年は特に仕事柄移動することが多いので、富士通で去年冬に出されたタブレットPC、FMV-BIBLO LOOX P70T/V
(1キロ前後)をサブ用に使うことにし、さっそくウエブで注文しました。もちろんXP対応です。タブレット式なので、電車など狭い場所でもキーボードなしでパソコンが使えるなんてすばらしい!さらに9時間を越える電池の持ち(理論値)が魅力です。
 現物は日本に実家に届いているはずで、3月に日本に戻ったときに私の戦力の一員になります。一応、Windoes Vista Capableなので、メーカーのアップグレードキャンペーンで、9800円と格安でWindoes Vista Vista Business を送ってもらいました。ただ、これも聯通CDMA1XのPCカードの関係でアップグレードの当面予定はなし。

 このPCもVista搭載バージョンの春モデル(FMV-BIBLO LOOX P70U/V )が出ているのですが、CPUもマザーボードもほぼ同じで、違うのはメモリとHDDの容量とVista。だったら、一昔前のモデルにメモリを積んで十分というわけなのです。

 実は、現在販売されているノートパソコンの多くは、こういった形でVistaをインストールしているものが多く、OSがバージョンアップしても、結論的にハードが追いついていないのが現状です。日本ならともかく、中国ではなおさらその傾向が強いのです。おそらく、あと1年も待てばVistaにふさわしいチップセットが出ることでしょう。

 そのときは、過渡期的に使っていた今のdynabook ssも引退し、そろそろVista専用のディスクトップ用のパソコンを組み立てようと思っています。
 モバイルのサブはFMV-BIBLO LOOX P70T/Vに、自宅のメインではデスクトップという使い方になると思います。 

 ちなみに、私の上海の自宅には4年前に中国で組み立て、すでに退役したWindows Xpのポンコツパソコンがありますが、メモリを1Gにしてあげて、リビングにおいてあります。
 目的はAQUOSの液晶テレビの大画面で、デジカメの写真の整理をするため。自分で撮りためてきた写真を液晶テレビでクリアに見ることができるというのは、私の至極の楽しみの一つで、その程度ならポンコツパソコンをテレビにつなげて十分に機能してくれています。またPower Pointのプレゼンでの見え方を大画面でチェックすることができます。この前のブラウン管テレビでは、それができませんでした。シャープのAQUOSですが、上海で日本とほぼ同じモデルが売られていて、値段も殆ど変わりません。

 余談ですが、上海の自宅ではローカル番組(IPTV形式)のハイビジョン放送も始まっているので、私も大画面でみるクリアな映像に感動しています。中国でテレビを買われる方も、ハイビジョン(中国語で高清晰电视といいます)対応のものがお勧めです。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類