2007年02月02日

第3回目上海奈良県人会が開催されました

 2月2日、無事上海奈良県人会が開催されました。

 今回の参加者は30人でしたが、初参加の方も結構いらっしゃり、上海およびその近郊に住む奈良県人は着実に増えてきています。現在、登録会員数は130人を突破しました。このブログをご覧になって、奈良にゆかりのある方は、ぜひnara@nara-shanghai.comまでご連絡ください。

 今回は、日本酒楽之会様のご協力もあり、奈良からは吉野の銘酒「やたがらす」の北岡本店代表取締役の北岡 篤様にもお越しいただき、日本酒にまつわるさまざまなお話を聞かせていただきました。

 私も知らなかったのが、いまの日本酒の原型は実は奈良市にある正暦寺で作られたそうで、このお酒を豊臣秀吉や織田信長、徳川家康などが愛したということ。お酒がダメな私ですが、この日ばかりは思わず飲みたくなってしまいました。

 正暦寺は、紅葉で有名なお寺で、私も奈良高校時代、自転車に乗って行ったものです。高校時代は奈良のお寺をよく巡ったものです。
 実家から近いこともあり、一番よく行ったお寺は法隆寺でしょう。ドイツ人を案内したときに、その東洋的静けさと荘厳さに、非常に感動していました。

 県人会の〆は、今回も岩見さんの相撲甚句。
 相撲甚句も、実は上海にきて初めて耳にしたもので、こういうものが相撲の世界にあったのかということを知りました。

 力士から力士に語り継がれる「ドスコイ、ドスコイ」には、ユーモラスなセルフもあり、思わずその内容を楽しんでしまいます。

 岩見さんの相撲甚句は、これにさらに奈良県のさまざまな名所旧跡が織り交ぜられ、目を閉じて聞けば、その風景が思い出されるようです。

 次の奈良県人会では、鑑真和上でおなじみの揚州大明寺へ行ってみようという話しもあり、これからますます盛り上げていきたいと思っています。

 余談ですが、お土産にいただいた日本酒を、自宅の棚の中にいれてあります。日本酒を飲んだことない上海人の彼女に飲ませてあげたら、その口あたりの滑らかさに、かなり感動していたようです。

 日本人のもつ繊細さと緻密さは、なかなか中国人には理解が難しい日本文化だと思いますが、その「こだわり」こそが、日本を育て上げてきたのではないでしょうか?

 ところで、上海奈良県人会に多くの東大寺学園卒業のOBが居ましたが、まだ奈良高校OBに出会っていません。もし上海にいらっしゃったら、ぜひご一報を!

「自主創造」、「奈高ファミリー」なんて言葉もあったなあ。。。。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類