2007年02月13日

瀘劇のBGMを使ったNHK

 私の彼女、いま日本語の特訓をしています。私と知り合う前、日本には殆ど興味なかったのですが、なぜか偶然にも日本語教室に通って日本語を勉強していて、基礎はすこしあります。でもそれでは私の両親との交流が難しいので、相変わらず日本語と悪戦苦闘しています。手始めに、手紙を私の両親に書くようになりました。

 最近よく思うのですが、中国語にも日本語がどんどん入ってきています。

 たとえば、中国移動のCMにあった「手机达人」という言葉。この达人という言い方は、中国大陸ではありません。日本語の漢字で書くと「達人」という意味です。

 さらに、「写真」なんかもそうでしょう。中国語会話で写真の中国語を習うと、「照片」といいますよね。写真は、上海あたりでは昔、エッチなグラビアのことを指すことが多かったのですが、最近では雑誌や新聞などでも普通に「写真」という言葉で見かけるようになりました。

 マージャンの言葉が、中国語をどんどんと吸収している日本語と同じように、中国語の中にも、日本語の言葉がどんどんと出現しはじめています。 

 話は変わりますが、最近NHKの「ためしてガッテン」で、油を巧みに使う中華料理について紹介されていました。雲南省の過橋米線のエピソードや四川料理の代表であるマーボー豆腐の作り方など、あらためてみると面白かったです。
 ただ、BGMの民族音楽はなぜか上海エリアの瀘劇の音楽。内容とのミスマッチに、一緒にみていた彼女も笑っていましたが、そこまでは仕方がないでしょう。
 きっと、日本でやっている中国関係の番組にも、変なところがたくさんあるのでしょうね。

 そんな彼女がいま夢中になっているのが、毎週日曜日の大河ドラマ。「功名が辻」から見はじめて、今の「風林火山」に至っては、日曜日の夜に外出できないぐらい凝ってしまっていました。最近、その辺の歴史についても本を漁っています。

 中国のテレビドラマといえば、2〜3週間まとめて放映するのが多いのですが、日本のドラマは殆どが週1回。しかも、いつもいいところで終わるので、気になって仕方がないといいます。

 「やまもと かんすけ」ぐらいは、聞き取れているようですが、時代劇の言葉にどこまで分かっているのだろうか、と疑問を感じつつも、毎週楽しみにしています。

 海賊版DVDで、日本の大河ドラマが出回っているところからも、上海で意外と人気が高いのでしょうか。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類