2007年02月14日

徐家匯港匯広場の装飾を見て、無駄遣いにも限度があろうが。。。

 いつも新聞を買っている売店のおばちゃんから、今日はとれたての青梗菜をもらいました。

 上海のスーパーで売られている青梗菜は小さいものが多いのですが、本当は日本で売っているようなでかいのがおいしい。中国の農民も、自分の家で食べる青梗菜は日本と同じ大きさのものですが、なぜか上海のスーパーや市場で売られているものはひとまわり以上小さい。

 農家の人に聞いたのですが、スーパーで効率的に売るには、早く収穫して農地の有効利用をしなければならないので、小さいのだそうです。

 今日おばちゃんからもたっらものを改めて食べてみて、大きい青梗菜は味が違うと思いました。しっかりと育てられたので、青梗菜の味がするのです。

 シイタケを買ってきて、野菜炒めを作ったのですが、調味料殆どなしでもおいしく食べることができました。

 

港匯広場の入り口


 実は、そんな貴重な野菜を、徐家匯の港匯広場の広場に巨大な装飾として使っていました。これはちょっと許せない。。。

 話によると、30種あまりの「無公害有機野菜」をあわせて20〜30トンも使って、デコレーションをしたとのこと。ただでさえ、無公害有機野菜が上海で手に入りにくいのに。。。

 どうやら農作物の豊作と、物が豊かになったことを盛大にアピールしようというのが魂胆のようですが、そんなことをPRするために、そこまでたくさんの農作物を使うこともないでしょう。

本物のピーマン


 中国はおろか、上海にもまだ食べ物を十分に食べられない人たちもいるのです。

 そういう私たちも、この上海で本物の無公害有機野菜を口にするのは大変なことなのです。

 案の定、デコレーションに使われた卵を盗もうとした泥棒もいたそうです。

 

本物の卵と本物の菜っ葉
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類