杭州といえば竜井茶ですが、これはうちのサイトのお茶のページに情報がありますので、ここでは省略させていただきます。
では、食べ物では何があるかというと、老舗レストランとして有名な「知味観(知味观)」があります。いわゆる「中華老字号」と呼ばれる称号を獲得しており、杭州の代表的なレストランといって差し支えないでしょう。ワンポイントアドバイスですが、その地方にいって名物店に入りたければ、まず「中華老字号」を獲得している店を探すのがポイントです。
さて、杭州料理の中で、私も大好きなのが「东波肉(東波肉)」で、宋代に詩人蘇東波さんのとっておきのレシピが、杭州エリアで今まで受け継がれています。上海エリアには、これによく似た「紅焼肉(いわゆる豚肉の角煮)」がありますが、これとはまたすこしスタイルが違います。
この「知味観(知味观)」の東波肉は、肉の塊一つ一つが小さな壷のような容器に入れられていて、脂肪が今にもとろけそうなぐらいしっかりと煮詰められています。(煮詰められているというより、蒸されているというほうが正しいかもしれません。)
脂肪はごめん、という方もブタの皮と肉の部分を食べるだけでも、そのとろけそうな味を堪能できると思います。女性の皆さん、コラーゲンが豊富な皮を食べると皮膚がよくなるかもしれませんよ。
あと、「知味観(知味观)」ではショーロンポー(小竜包)が有名だそうですが、こちらはいまひとつ。やっぱり無錫のショーロンポーにはかなわなかった。なぜ無錫のショウロンポーがそこまでおいしいのか?その威力をここでも見せ付けられました。
【データ】
「知味観(知味观)」
中国広州仁和路83号 電話 0571-87065871
1階がショーロンポーなどが食べられるフードコートに、2階以上がレストランです。
「知味観(知味观)」まできたら、その向かいにある「王星記」という扇子工芸店もぜひ覗いてみましょう。蘇州、上海にも店がありますが、本店はこの杭州の店で、創立1875年の老舗。壇木でつくられた扇子は、いい香りがしています。
今回の杭州旅行で利用したホテルは、Sofitel(索菲特)でした。西湖天地のすぐ傍にあり、5階のカフェテリアからは西湖の景色を眺めながらコーヒーを楽しめます。ちなみに、5階のSofitel クラブの客室利用者は夜23:00まで飲み物が無料で利用でき、朝食もこのカフェテリアで取ることができました。ゆったりと西湖を楽しむのにはよいかもしれません。チェックアウトも、5階利用者専用のフロントがあり、1階にでることなく済ませることができました。ちなみに、チェックアウトの時間は夕方16:00までOKで、私たちも午前中に西湖を歩いたあと、ランチを楽しみ部屋で少し休憩して、夕方の上海行きの新幹線に間に合わせることができました。
5星ホテル規格の部屋はゆったりとしたつくりになっていて、中国の要素もあちこちに散りばめられていました。洗面所はシャワーとバスタブが別になっているので、お風呂にゆっくり浸かるのにはもってこいでしょう。
【データ】
Sofitel Westlake Hangzhou
(索菲特西湖大酒店)
電話:0571-87075858
住所:杭州西湖大道333号
うちのサイトからでも予約ができます。