当直あけの妻に、「じゃあ、いまから杭州にいこう!」 と新幹線(「はやて型」のCRH2のこと)のグリーン車のチケットを渡し、午後に上海南駅へさっそく向かいました。
私も彼女も杭州は大好き。
結婚式で大奮闘した妻をすこしでもねぎらえたらと思い今回の突然の杭州旅行を思いついたのでした。ホテルもちゃんと5星を予約しておきました。
今まで取材とかいって貧乏旅行につきあわせてごめんなさい。実は2人での旅行で5星を使うのは、今回が初めてなのです。今日はそういったねぎらいの意味も込めて、ちょっと贅沢させてあげようと思いました。
杭州は上海の「後花園」といわれるほど、美しい街。快適な新幹線のおかげで、たった1時間半たらずでいけるようになり、便利になったものです。私も、杭州には気分転換によく出かけます。山もあるし、湖(西湖)もあるし、しかも長江デルタエリア内だから、余計な気を遣わなくてもいい。
とはいっても、杭州で一泊するのは4年ぶりぐらい。その変化にはもう舌を巻くばかりです。
杭州には地下鉄こそないけど、インフラ面では上海を追い越していますね。上海もっとがんばらないと。
杭州は街も非常に美しく、ゴミが落ちていない。そして、おしゃれな飲食店が増えた。緑も豊か。びっくりしたのが、西湖の水が驚くほどきれいになっている点です。場所によっては、湖の底も見えるではないですか!
杭州は浙江省の省都だけあって、力の入れようが違うのでしょう。上海を脱出してほっとする空間があり、今日は本当に至れり尽くせりの気分です。
2007年03月22日
ちょっとした新婚旅行
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
2007年03月21日
北朝鮮の人々と接するということ
うちの編酋長もブログで触れてられましたが、じつは今日の夜は編酋長と朝鮮料理のレストランへ食事にいきました。正直言って、不思議な感じでした。
中国に住んでいれば、どこかで北朝鮮の人たちと接することがあるはずです。私も、中医学大学の研究所で、国費留学で来ている北朝鮮の人たちと接する機会はこれまでにもありました。みんな「将軍様」のバッチをつけているので、すぐにそれと分かります。
今日、編酋長といった朝鮮料理のレストランでも、従業員の小姐はほぼ全員が北朝鮮の人たちでした。
日本のテレビを見ている限り、私たち日本人にとっての北朝鮮の国のイメージは、さっぱりわけがからないだけでなく、なにかすごくナゾ多きおどおどしい国のように思いますが、でも私の同級生といい、今日の小姐といい、本当はごく普通のどこにでもいるような人々ばかりなのです。しかも、中国で生活していると、新聞などでカラーで北朝鮮の様子などが報道されていることがよくあります。
笑顔で私たちに接客してくれる彼女たちの姿は、普通の東アジアの女性となんらかわりはありません。我々と中国語で交流もできます。
思うに、中国という他民族国家に、十何年も生活していると、民族に対する考え方が、大きく変わってきました。
とくに、中国語を使うことに緊張がなくなったころから、実は人の交流とは、直感とハートによるものなのだということが分かってきたのです。言葉の壁なんかどうでもいいように思うようになったのです。
所詮、言葉などは交流するためのほんの一つの道具に過ぎないのですから、上手くなる必要性はあまりないのです。(もちろん、言葉が上手ければ、それにこしたことはありませんが)そういった背景が、私が今の上海人の妻と一緒になれた一つの原動力なんだな、と最近思うようになりました。
患者との意思疎通もそうです。言葉による双方の表現以上に、やはりハートをつかめないと、治療のする側も方法がありません。
「北朝鮮」と聞くだけで、なにか「ぞくっ」とするような感覚があるのですが、それはあくまでも国家に対しててであって、そこに住む人々は我々と同じ一市民であることには変わりありません。頭で分かっていても、文章で理解しても、実際に接してみるのとではやはりワケが違います。
彼女たちの歌声を聞きながら、今日はちょっと変な気持ちで帰宅しました。
今日、中医師である妻は病院の宿直。明日は宿直明けで休みなので、ちょっとびっくりするプレゼントをしようと、上海駅に行ってきました。
中国に住んでいれば、どこかで北朝鮮の人たちと接することがあるはずです。私も、中医学大学の研究所で、国費留学で来ている北朝鮮の人たちと接する機会はこれまでにもありました。みんな「将軍様」のバッチをつけているので、すぐにそれと分かります。
今日、編酋長といった朝鮮料理のレストランでも、従業員の小姐はほぼ全員が北朝鮮の人たちでした。
日本のテレビを見ている限り、私たち日本人にとっての北朝鮮の国のイメージは、さっぱりわけがからないだけでなく、なにかすごくナゾ多きおどおどしい国のように思いますが、でも私の同級生といい、今日の小姐といい、本当はごく普通のどこにでもいるような人々ばかりなのです。しかも、中国で生活していると、新聞などでカラーで北朝鮮の様子などが報道されていることがよくあります。
笑顔で私たちに接客してくれる彼女たちの姿は、普通の東アジアの女性となんらかわりはありません。我々と中国語で交流もできます。
思うに、中国という他民族国家に、十何年も生活していると、民族に対する考え方が、大きく変わってきました。
とくに、中国語を使うことに緊張がなくなったころから、実は人の交流とは、直感とハートによるものなのだということが分かってきたのです。言葉の壁なんかどうでもいいように思うようになったのです。
所詮、言葉などは交流するためのほんの一つの道具に過ぎないのですから、上手くなる必要性はあまりないのです。(もちろん、言葉が上手ければ、それにこしたことはありませんが)そういった背景が、私が今の上海人の妻と一緒になれた一つの原動力なんだな、と最近思うようになりました。
患者との意思疎通もそうです。言葉による双方の表現以上に、やはりハートをつかめないと、治療のする側も方法がありません。
「北朝鮮」と聞くだけで、なにか「ぞくっ」とするような感覚があるのですが、それはあくまでも国家に対しててであって、そこに住む人々は我々と同じ一市民であることには変わりありません。頭で分かっていても、文章で理解しても、実際に接してみるのとではやはりワケが違います。
彼女たちの歌声を聞きながら、今日はちょっと変な気持ちで帰宅しました。
今日、中医師である妻は病院の宿直。明日は宿直明けで休みなので、ちょっとびっくりするプレゼントをしようと、上海駅に行ってきました。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類
2007年03月20日
果物の季節になりつつあるが。。。
市場に出かけると、いろいろな果物が出回るようになりました。
春到来ですね。
いまの時期、上海で旬の果物はマンゴーとパイナップルではないでしょうか。イチゴも出始めていますが、まだまだ価格も高く、本格的に流通していません。
果物の話題となれば、注意しなければならないのが、ワックスと成長ホルモンと農薬の問題です。もちろん、これらは世界各国で公認されている方法といえばそうなのですが、薬品以外に業者が勝手に他の有害物質を混ぜてることが多く、やはり消費者からすれば注意して購入しなければなりません。
たとえば、イチゴ。水洗いを十分にして、さらに水に浸けておくというような手段は、上海人の家庭では当たり前ですが、買うときにも妙に大きなイチゴで、値段の極端に安いものは要注意です。中には、薬の影響で、イチゴの中が空洞のものもあり、それらは間違いなく成長促進剤などを使っていると疑ってよいでしょう。
果物の表面に使われるワックスも、場合によっては問題ありです。一般にワックスを使えば表面がきれいに見えますが、ワックスに禁止された殺虫剤などの薬剤をまぜている可能性も否定できないからです。ワックスを使えば、果物表面の通気性を阻害するため、業者にとっては果物を長期に保存することができるというメリットがあります。
結局、季節の果物、さらに外見も不揃いな個性的なものをしっかりと洗って(皮を剥いて)食べるのが、一番安全ということでしょうか。
春到来ですね。
いまの時期、上海で旬の果物はマンゴーとパイナップルではないでしょうか。イチゴも出始めていますが、まだまだ価格も高く、本格的に流通していません。
果物の話題となれば、注意しなければならないのが、ワックスと成長ホルモンと農薬の問題です。もちろん、これらは世界各国で公認されている方法といえばそうなのですが、薬品以外に業者が勝手に他の有害物質を混ぜてることが多く、やはり消費者からすれば注意して購入しなければなりません。
たとえば、イチゴ。水洗いを十分にして、さらに水に浸けておくというような手段は、上海人の家庭では当たり前ですが、買うときにも妙に大きなイチゴで、値段の極端に安いものは要注意です。中には、薬の影響で、イチゴの中が空洞のものもあり、それらは間違いなく成長促進剤などを使っていると疑ってよいでしょう。
果物の表面に使われるワックスも、場合によっては問題ありです。一般にワックスを使えば表面がきれいに見えますが、ワックスに禁止された殺虫剤などの薬剤をまぜている可能性も否定できないからです。ワックスを使えば、果物表面の通気性を阻害するため、業者にとっては果物を長期に保存することができるというメリットがあります。
結局、季節の果物、さらに外見も不揃いな個性的なものをしっかりと洗って(皮を剥いて)食べるのが、一番安全ということでしょうか。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類