今日は何年ぶりかで日本の美容院で散髪。いつもは上海でやってもらっていたのだけど、改めて日本でやってみると、仕事の丁寧さに感服してしまいました。
正直いって、日本でやると衛生的だし、毎回割引会員カードを買えなんていわれない。(中国で散髪するとこれがかなりうっとうしい。)
人民元に換算すると300元程度でここまでやってもらえるのなら、もう次からは日本で散髪して帰ろうと思ったぐらいです。
私を髪の毛をカットしてくれたお姉さんといろいろ話をすると、興味深い話を聞きました。
考えてみれば、日本ではカットしてくれる人はお姉さんが中心。一方で、上海で美容師といえばほぼ100%男性です。これも大きな違いです。
美容師さんがトレーニングするときに使われる頭髪の人形モデル、高いものでは1万円を超えるようなのですが、その中で髪質として最も重宝されているのが中国人の髪の毛を使ったものだそうです。フィリピンやモンゴルなどいろいろな人種の髪の毛が売られているそうですが、地域によって髪の質が大きくことなり、それによって値段も変わってくるとか。
そりゃ、あれだけ中華料理のコテコテのものを食べていたら、いい髪の毛が生えてくるのでしょうね。
地元の美容院に行くと、高齢者が多く来ており、日本の高齢化社会の現実を思い知らされます。そんな中、日本では美容院が急増しており、信号機の数よりも多い美容院がつくられていると彼女はいっていました。日本では特に独立開業したいという人が多く、倒産してもそこに入るのはまた美容院というようなケースが多いらしい。まあ、中国でもそうですね。よく見かけるピンク色照明のあやしい「美容院」は、中国の小姐にとっても絶好の独立のチャンスです。
改めて客に不快感をあたえない日本のサービス業はすばらし、と思いました。