途中、会津磐梯山では、野口英世の生家も見学しました。医療に携わる端くれの一人として、ぜひ一度見ておきたかったのです。野口英世の身長が、実は150センチちょっとしかないこともしりました。意外と、華奢だったようです。
山形県では、今日はかなりの大雪。雪道を恐る恐るコマを進めながら、肘折温泉へやってきました。今回の温泉学会の会場となる場所で、すでに学会の理事の方々も続々と到着なさっていました。
肘折温泉は、日本で有数の豪雪地帯で、積雪量が日本一になることがあるぐらいで、その高さは4メートル!ところが、今年は暖冬で殆ど雪がなく、我々もなめてかかっていたのですが、それが今日、突然のドカ雪。日本の東北エリアの天気は侮れません。
今回利用した宿は、肘折温泉の丸屋さん。もちろん、「日本秘湯の会」のメンバーでもあり、正真正銘の源泉かけ流しの宿です。
温泉の泉質は、ナトリウム−塩化物・炭酸水素温泉で、主な効能は、浴用できりきず、やけど。慢性皮膚炎、虚弱児童、慢性婦人病、筋肉痛、関節痛、五十肩、疲労回復、冷え性、痔、うちみ、くじきなど。飲用で、慢性消化器疾患、便秘、糖尿病、痛風、肝臓病とあります。この中では、糖尿病というのにはすこし興味があります。いったいどのように作用するのか、ちょっと研究してみたいものです。痛風というのも昨日に続き、また登場しました。もっと医学的にも探求して、有意義に利用してみたいものです。
丸屋さんは、明治創業の老舗旅館。木造がぬくもりを感じさせる、いい雰囲気の旅館でした。料理も地元の素材をふんだんに使い、なんと山形牛のステーキもでてきました。普段、ゴムマリのように弾力性がある上海の牛肉を食べている私にとっては、とろける様な和牛の口ざわりはたまりません。量もちょうどよく、上品にまとめられていたと思います。料理を見て、量をみただけでプレッシャーがでてくるのはよくない。今回は、そういうのはありませんでした。
地元清流で育った川魚と、契約農家から届けられる新鮮な野菜。中国ではなかなか味わえない醍醐味です。
ああ、日本はすばらしい!何を言われようと、私は日本が大好きです。