以前は、日本から戻るとき、スーツケースの中に詰め込んだのは食料品。それが、最近では上海で何でもそろうようになったので、食料品の持って帰ることはほとんどなくなりました。その代わり、雑貨をおみやげに持って帰ることが増えました。
たとえば、上海にはIKEAのような若者受けするような家具・雑貨屋があるけれど、同じぐらいの価格帯なら、東急ハンズやロフト、無印良品なんかと商品の充実度では比較できないと思うのです。そういう小売店が、もっと上海で充実してくれたらと期待するのですが、時間の問題でしょうか。
たとえば今回、革靴も日本で買いました。中国と比べると、日本の値段は半額。しかも、形といい、ブランドといい、私好みのものが日本にはありました。同じ中国製でも、なぜか日本のもののほうが安くていいものが手にはいるように思います。
以前、ある上海で展開している日系企業が、日本への社員旅行を企画したら、社員から日本のスーパーでの買い物を絶対組み込んでほしいという要望があったようです。日本は間違いなく中国人にとっても魅力ある買い物ができるところだと思います。
18:55発のJALで上海INへ。ちょうどシーズンオフでもあり、行きも帰りも飛行機はかなり空いていて、かなり楽な移動でした。
機内では、山田洋次監督の「武士の一分」を看ることができました。今回の日本滞在で果たせなかった日本での映画鑑賞を、飛行機の中でできるとは、ちょっとラッキーだったのですが、なんせ121分の作品を2時間あまりの路線で看るわけですから、とにかく忙しい。
離陸中に入国審査の書類を書き上げ、座席の前の液晶が使えるようになるまでひたすら待つ。そうでもしないと、上海便で映画1本を見終えることが難しい。結局、そこまでやっても着陸態勢時には、主人公のキムタクが「果たし合い」に挑む最後のクライマックスのところで終了。ものすごい「消化不良」で、飛行機を降りなければなりませんでした。