3月18日、私たちは上海の和平飯店で、結婚式を挙げました。
写真を1枚ぐらいと思ったのですが、今日は1日中被写体だったので、写真が1枚もありません。写真が出来次第貼り付けようと思います。
まずはじめに、これまで私たちを見守ってくださった皆様に感謝します。そして、お忙しいなか、私たちの結婚式に参加してくださり、ありがとうございました。
和平飯店は2006年に100周年を迎えました。中国語で「百年好合」といいますが、そういった縁起をこめて、オールド上海の香りがプンプンするこのホテルを選びました。国営のホテルなので、サービスはあまり期待していませんが、なんせ上海のシンボル的ホテルだけに一つの夢でもありました。 ホテルからも、和平飯店で結婚式を挙げましたという証書が記念に贈られます。
和平飯店については、私もこの足で取材をし、うちのサイトにも記事を書いています。このホテルについて調べていたときに、たどり着いたのがアヘンと不動産で大もうけをしたサッソンさんの故事。一生独身の、片足が不自由な実業家として、当時の上海にその足跡を残したサッソンさんの居室が、私たちが今日式を行ったこの沙逊阁でした。部屋を貸切ってくださった和平飯店には感謝します。
式にはうちの編酋長も来てくださいました。これが、なぜか今回の式に参加した上海小姐たちの間で評判になってしまって、「あの背の高い、カッコイイ長髪の男性はだれ?」と私のところに問い合わせが相次ぎました。(ちょっとくやしい)
そのほか、うちのブログでおなじみも元木さんもご家族で参加くださいました。飛び入りでギターを片手に熱唱していただき、感謝感激です。あの「月亮代表我的心」が元木さんの手のひらに載ると、こうも変わるものかと思わず引き込まれてしまいました。
私の弟も今日本で流行しているコブクロの「永遠にともに」をギターで。実は、私たち家族も弟の歌声を聴いたことがなく、意外なうまさに、正直ポカンとしてして聴き入ってしまいました。もちろん、中国人もからもかなりの評判でした。
式の前日に、上海音楽学院の隣の楽器屋で急遽購入したギターだったけど、こうやって立派に役目を果たしてくれました。よかった、よかった。
国際色豊かな結婚式でした。ドイツ人やイギリス人の私の親友も参加してくれました。国際都市上海だからこそ実現したことでしょう。そのほか、私の中医学の師匠もご夫婦で参加。上海の法曹界からも皆さん来てくださいました。本当にありがとうございます。
ケーキもシャンパンもない(私は下戸なので)、さらにお色直しもない結婚式。しかし、ケジメをつけるためにも指輪の交換はしました。結婚指輪は「我が愛しの上海」の豫園で買ったものです。上海が故郷の彼女と私は上海が大好き。だから、あえて上海の原点でもある豫園で指輪を買うことに決めたのです。
経済の発展で、ゴテゴテした結婚式が多い昨今の上海で、そういったものを一切排除した式をやりたいというのが、私の彼女の意見でもあり、2人で同意したことを最後まで通しました。 数千元するような結婚記念の変装写真も撮りませんでした。かわりに、私たち2人で撮りためた写真をアルバムに整理して皆さんに見てもらいました。これがかなり好評で、よかったです。秘かに、「彼女の写真を撮るのは、他のどんなカメラマンにも負けない」と自身がありますので。。(笑)
業者を一切使わなかったので、彼女の親戚にはいろいろとお世話になりました。もちろん、門出の出発には爆竹も鳴らしましたが、そういったことができたのも親友・親戚のおかげです。今度、また誰かが結婚式を挙げることがあれば、またいろいろ協力することになるでしょう。
最後に、私と一緒になってくれた彼女にも感謝です。
今日から彼女のことを「老婆」と呼ばせてもらいますよ。
責任とちょっとしたドキドキを胸に、これから新しい人生を歩んでいきます。
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2007年03月18日
結婚式当日 (うちの編酋長が小姐のウワサに)
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類