2007年03月24日

新しい上海市党書記が決まったらしい

 日本からの情報を総合すると、ついに上海市の新しい党書記が決まったようです。

 4日付けの上海の夕刊紙はどこもこの報道をだしていないので、ここでは「らしい」という表現にとどめましたが、一部中国系のサイトでも報道されているところから、ほぼ確実といったところでしょう。

 私個人的には、現市長の党書記昇格もありえるのでは、と思っていましたが、実際にはまったく別のところからの人選だったようです。今の市長は留任される模様です。今の上海市市長である韓正市長は、政治的背景も申し分なく、実力あるやり手若手市長ですからね。

 考えてみれば、前の党書記もその前の党書記もすべて上海市長や副市長を歴任していたり、上海となんらかなじみ深い人ばかりでした。しかし、さすがに今回はちょっと様子が違うようです。

 今回、上海市トップに選ばれた習近平氏は、1953年北京生まれの陜西省富平人。厦門市の副市長、福州市党書記、浙江省党書記なども歴任、若手の実力者として注目を浴びているとのこと。出身大学は北京の精華大学。

 上海市のトップになるということは、過去の例からもわかるように中央政府への登竜門の一つ。新たなトップの誕生で、上海がどう変わるのか、これから上海の政界の変化にちょっと目が離せません。

 しかし、上海も含めて中国では50代の政治家がどんどん活躍している。我が祖国日本の政界は、いったい何やってるんだ。。。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類