2007年04月18日

子供の送り迎え

 私が小中学生のころ、家から学校まで近かったのも関係あると思うのですが、まず親に送り迎えしてもらったことはありませんでした。

 もちろん、昨今は日本もぶっそうになったもので、安全のために送り迎えをするようになっていますが、こちら上海では、かなり前から、学校の送り迎えは大人がしています。

 一人っ子、という背景もあるようですが、どう見ても上海の交通事情はよくなく、送り迎えすることが必要だというのは納得できます。
 中には、タクシーで学校に駆け付けてくる生徒もいますが、それもタクシー代が安い中国ならではのことでしょう。日本でももうちょっとタクシーが安かったら、活用できるサービスですよね。

 最近では、マイカーが普及して、学校の前が送り迎えの車で渋滞するようになりました。見ていると、BMWやベンツも少なくありません。生徒同士でも、自分の家の車はどこの車、とかいって言い合うようで、親たちもわざわざ車で送っていくという人もいるという話を聞きました。

 

荷物は大人が持ってあげるのが普通のようです


 それでも、おじいちゃん、おばあちゃんが孫の手を引っ張って登下校している姿も少なくなく、何かすごくほほえましく感じます。

 共働きが中心の上海の家庭では、核家族が進んだとはいえ、やはりおじいちゃん、おばあちゃんの援助は必要です。

 

校門の前の渋滞
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2007年04月17日

大学院時代の同級生に再会して、またがっかりする

 上海市内病院に勤める大学院時代の同級生と、久しぶりに再会しました。

 彼女は安徽省出身。家は決して豊かではなく、親戚や友人たちにお金を借りて、大学院で勉強していました。

 彼女の専攻は、中医学の外科、その中でも皮膚科です。中国でも有名な中医外科の権威、唐漢鈞教授の弟子筋にあたる教授が指導教官ですから、上海系の外科の流れをくむわけです。

 皮膚科を専攻している彼女に、私がこの前、体中がかゆくなり、生薬風呂の生薬を自分で処方して入ったら、すっかり良くなったと自己体験を話すと、えらく感心されてしまいました。

彼女:「中医学が好きなんだね」

私:「そうだよ」

 でも、彼女、修士課程で中医外科を専攻したけど、数年後に受けるつもりの博士課程は西洋医学に転向したいと言っていました。そしてアメリカで最新の医療を勉強したいって。

 ステロイドの最新用法など、西洋医学の素晴らしさを私の前でいろいろ話してくれましたが、彼女いわく、皮膚科の分野ではあまり中医学を使うことがないらしい。

 せっかく、中医大学を卒業して、さらに中医の大学院に進んで、ずっと中医畑で勉強してきたはずなのに、もう中医学はいいらしい。

 日本のお母さんが、いかにステロイドを使わずにアトピー性皮膚炎を治すか必死で治療法を探しているのに、彼女は私の話にはあまり関心を示しませんでした。

「中国の今の患者の状態では、とても満足に中医学を使える状態ではない」

 確かに、ステロイドほどの即効性は中医学には期待できません。でも、彼女が言うほど「効果がない」ものでもないと私は思っています。

 ああ、また中医学の人材が流出してしまった。。。

 昔の友達に会うほど、落胆してしまう今日この頃です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2007年04月16日

アメリカで発生した銃乱射事件、犯人の背後にちらつく「中○人」

 アメリカのバージニア工科大学で発生した銃乱射事件。

 日本の報道では、身元不明のアジア人という報道がされていますが、上海の報道(新聞晩報)では「中国日報」の記事を引用して、中国人留学生である可能性高いとしています。

 犯人の男性は年齢24歳、バージニア工科大学の学生ではないようですが、留学ビザで入国。2006年8月7日にアメリカのユナイテッド航空で、上海からサンフランシスコに入った報道されています。

 いずれにしろ、アジア人であることは確か。

 私は欧米人の反アジア思想が出てこないものか、かなり心配です。アメリカ人には、日本人であろうと、中国人であろうと、韓国人であろうとアジア人には変わらず、区別つかないわけですから。

 アメリカ人、自分たちの仕事・安全・治安を奪っているのもアジア人。。そんな極端な発想が出てこないか。

 いま、長崎市の伊藤市長が撃たれました。意識不明の重体。。。

 一寸先は闇。


 この世の中、どうしてこうぶっそうなんだ!!
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類