2007年04月15日

タバコ以外で上海人女性が肺がんになる原因

 2007年の上海市のがん予防キャンペーンの最中なので、上海の病院などではがん予防のためのいろいろな広報活動が行われています。

 その中で、特に強調されているのが、最近上海人の女性の中で、肺がんになる人が増えているという点です。
 個人的には、最近の爆発的な自家用車の増加で、大気汚染が最も関係があるのではないかと思うのですが、確証がないので、ここでは触れません。(私が、徐家匯から浦東に引っ越してきたのも、そもそも大気汚染を避けるためだったのですが、最近では浦東でもマイカー渋滞するようになりました。)

 上海の男性の喫煙率は65%、女性の喫煙率は4%となっていますが、女性の喫煙率が増える傾向にあります。
 道理で、このごろ市内の喫茶店などで煙草をふかしている上海人女性、歩きたばこをする上海人女性をよく見かけるようになりました。また、男性の喫煙者が多いということは、当然女性も間接的に喫煙をしているわけですから、リスクが高まることは想像がつきます。

 そこで、中国のデータでは、肺がん患者の男性の90%、女性の79%が喫煙と関係があるとしています。

灰皿化した信号の押しボタン


  そして、中国人ならではの理由がもう一つあります。それは、料理による煙です。中華料理に油が多く、炒め物をよくすることはもう常識ですが、料理のときに発生する煙が、女性の肺がんに大きく影響していると中国の医学界では考えています。

 そこで、中国のマンションの台所をみて気がつくことが多いかと思います。
 まず、換気扇がでかい。日本だったら業務用ぐらいのものを使っているところもあります。さらに、街に換気扇掃除の職人さんをよく見かけますよね。それだけニーズが高いのです。
 そして、忘れてはならないのは、台所とダイニングの間にあるドア。オープンキッチンというのは、彼らにとっては考えられず、台所はきっちりとドアで閉め切って、煙が流れないようにするのが常識なのです。

 調理する段階から見ても、やはり日本料理がいかに健康的か、よくわかりますよね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2007年04月14日

竜陽路の会、大盛況でした

 4月14日に伊藤屋の中銀店で第12回の竜陽路の会を開催しました。参加者は25人+お子様で、非常に賑やかな会となりました。

 ここの伊藤屋さんは、上海奈良県人会でもお世話になっていて、30名ぐらいでもしっかりと入れる座敷の宴会場があり、重宝しています。

 今日は焼き肉にしましたが、料理も悪くなく、幹事さん、お勧めですよ。


 今回も、いつもの常連さん以外に、新しいメンバーも集まりました。中には、虹橋エリアからも駆けつけてくださり、嬉しい限りです。

 この会の特徴は、とにかく中国に長く腰を落ち着けようという人が多いことでしょうか。
 私たちのように、すでに結婚した日中カップルも多く(メンバーの半分ぐらいかな)、さらにもうすぐゴールインという方もちらほら。民間での日中交流はますます盛んになっています。

 

幻の?和平飯店での結婚式での写真


 特に、中国で子供を教育するというテーマでは、奥様方からいろいろなお話をうかがえました。中国で子供を育てるという問題の難しさをつくづく感じます。

 私も、将来はいずれ直面する問題ですが、日中のハーフとして自分の子供をどのように育てるべきなのか、妻とともしっかりと考えをまとめておきたいとも思っています。 

 しかし、子供もなまじっか中国語と日本語が似ているため、頭の中で混乱するようなのですね。

★竜陽路の会に興味のある方は、nara@nara-shanghai.comまでご連絡ください。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

2007年04月13日

一億総中流と「小康社会」

 先週NHKワールドでやっていた「その時、歴史が動いた」でやっていた、第284回所得倍増の夢を追え〜高度経済成長の軌跡〜をご覧になった方も少なくないはず。

 私も、しっかりとみていました。

 「下村プラン」とか池田勇人首相の「所得倍増計画」の時代は、当然私も生まれておらず、日本史の歴史で習ったことですが、この背景があまりにも今の中国の変化に似ていて、薄ら寒い衝撃すら覚えました。

 もちろん、政治的、社会的制度は日本と中国でまったく違うわけですが、目指すものが非常に似ている。現在、格差にあえぐ中国では、出稼ぎで農村の過剰労働力を都市へ流し込み、農業の効率化を進める。さらに「創新」をキーワードに、新しい技術を海外から吸収し、工業力の強化を図っています。このモデルは、番組を見ている限り、高度成長期の日本とそっくりです。

 まさに、50年代〜60年代の日本の発展の姿を、ひょっとして私は中国で疑似体験しているのではないかとも思わずにいられません。

 これから、オリンピック、万博とビッグイベントが続きます。


 中国では、胡錦涛国家主席が「小康社会」の実現に向けて、経済や社会インフラ、社会保障制度の整備が進められていますが、これってひょっとして日本の目指した「一億総中流」と同じような意味合いなのか?
  いつもこの「小康」を、どのように日本語に表現したらいいのか悩んでいたのですが、「中流」というのが近いのかもしれません。

 計画経済で動いている中国のことですから、毎回の5か年計画の中に、さまざまな戦略が見え隠れしています。もちろん、経済大国となった日本の発展の姿は、十分に研究されていることでなのでしょう。

 そして、低成長時代となった今の日本。

 その中で、下村治は「日本は江戸時代のような姿になるのがいい。文化とか芸術とか教養に力を入れる時代になるべきだ」と訴えています。

  そうなんですね。日本から文化を発信できるような体制作りをしっかりとしなくてはならない。それが、日本人が豊かにかつ幸せになるヒントなのかもしれません。

 インターネットに関わるわれわれにとっても、非常に大切な命題です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類