上海の地元新聞の記者が、ある有名なパン屋で、賞味期限を書いた張り紙を張り替えている事実を発見し、一面にドカっと掲載しました。
なかなか手の込んだ調査で、前日に棚に並べられていた商品に秘密のマークをつけておき、次の日にそのマークがついている商品の生産日シールがどう変化しているかをチェックしました。もちろん、店員には内緒です。(新聞にはパン屋の実名が公表されていましたが、ここでは伏せて起きます。)
すると、生産日付が、次の日に1日更新されているではありませんか!すなわち、夜の間にマークを張り替えたことが発覚したのです。さらに、ご丁寧にも元店員が記者に証言して、上部からの指示で、生産日の改ざんをしているとのこと。改ざんした日がいつか分かるように、内部で特別な記号があることも分かりました。
こんなこと、上海では昔から発生しています。賞味期限や生産日時ほど頼りないものはない。
これも上海のテレビで報道されましたが、市内のあるスーパーで牛乳が店先に並んでいました。よく見ると、生産日時が明日の日付になっていた。。。こんなこともよくあります。地方に行けばもっと多いでしょう。
日本でも不二家のずさんの品質管理がクローズアップされましたが、中国ではありすぎてニュースにすらなりません。困ったものです。
結局、自分で気をつけないといけないということです。
たとえば、パンを買うときでも、客があまり入っていないような店では極力買わない。並べられた商品を見るだけでぞっとすることがあります。
また、食べるときでもそうです。ニオイ、味が問題ないか、食べる前に自分でしっかりと確認しなくてはいけません。特に、子供が食べるときなどは親が十分に気をつけてあげる必要があるでしょう。
2007年04月01日
生産日シールの張替えに励む店員
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類