上海人女性は料理をしないと言うことを平気で言う日本人男性がいますが、それは偏見でしょう。
我が家では私も料理をしますが、上海人の妻のほうがもっと料理をします。料理をするのがもともと趣味で、独身時代から職場である病院に食堂があるにも関わらず、いつも自分で弁当を作ってもっていっていきました。習慣になっているようです。
また、中国の場合、医者はサラリーマンよりずっと薄給ですが、なにより残業がない職場なので、4時半には帰宅でき、帰ってきて料理をすることが可能なのだと思います。家族の時間を大切にするには、もってこいの職種でしょう。
実は、先週に元木さんのお宅で、晩御飯をご馳走になったのですが、そこでお料理してくださった「筑前煮」に私の妻がすっかりはまってしまい、ぜひ自分で作ってみたいということになりました。
元木さん、本当においしかったです!
折りしも、日本の実家の母親から、日本料理の本が彼女にプレゼントされていて、もともと料理をすることが大好きな妻は、ずっとその本を眺めながら研究していました。料理本を通じて、日本語と日本文化の勉強もしているようです。そこにあったのですね、「筑前煮」が。
なんせ、最近の上海のスーパーでは、コンニャクもゴボウも簡単に手に入るようになりましたから、楽なもので、職場からの帰宅時に材料はすべてそろったようです。
というわけで、料理好きの妻にはしっかりとおいしいものを食べさせて、舌を肥やさなくてはなりません。それが男の「甲斐性」ということなのでしょうか。
私、仕事がんばらなくては。
2007年04月02日
筑前煮の香りがしてくる。。。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類