2007年04月11日

靴を脱いだらルール違反

 中国人は最も嫌がるけど、日本人が以外と平気なのが、人の前で「靴を脱ぐ」という行為ではないでしょうか。畳文化とも関係があると思うのですが、とにかく中国人は靴を脱ぎません。

 先日、上海の新聞で記事になっていました。

 バスに乗ったある女性の乗客(30代前後)が、席に着くや否や靴を脱いでくつろいでいたらしい。はじめは目を背ける程度たっだ周りの人々も、次は鼻を押さえるようになったとか。女性からしてみれば、靴の中が熱くなったので、冷ましたつもりだったのでしょう。この女性の行為を、この新聞ではマナー違反であると指摘し、さらに周りの人も注意しなければならないとまとめています。目撃写真付きの記事だったので、この記者さんはよっぽど腹が立ったのでしょう。

 中国では、くつろぐときは別にして、職場や教室で裸足とかスリッパうろうろするというのは非常に嫌がられます。
 たとえば、うちの家に来た修理のおじさんとかでも、靴を脱ぐぐらいだった、靴にカバーをかけて家に上がってきます。もちろん、自分の足が臭いということを分かっていてそうする人も多いようです。しかし、総じて靴は脱ぎません。

 困ったのはこの時期、こう中途半端に気温が上がってきて、さらにまだエアコンがかかっていない場合、上海の地下鉄や駅のコンコースでは、なんか足のにおいが漂っているような気がしてしまうのは、私だけでしょうか。。これ、十何年上海に生活してもまだ慣れません。

 靴をはくというのは、率直にいわば臭いものには蓋をしろ的な感覚なのかも。

 
 靴を履く文化と靴を履かない文化。

 いずれにしろ、中国の場合、新幹線に乗っても靴を脱いでくつろぐとかなり白い目で見られますよ。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類