もちろん、昨今は日本もぶっそうになったもので、安全のために送り迎えをするようになっていますが、こちら上海では、かなり前から、学校の送り迎えは大人がしています。
一人っ子、という背景もあるようですが、どう見ても上海の交通事情はよくなく、送り迎えすることが必要だというのは納得できます。
中には、タクシーで学校に駆け付けてくる生徒もいますが、それもタクシー代が安い中国ならではのことでしょう。日本でももうちょっとタクシーが安かったら、活用できるサービスですよね。
最近では、マイカーが普及して、学校の前が送り迎えの車で渋滞するようになりました。見ていると、BMWやベンツも少なくありません。生徒同士でも、自分の家の車はどこの車、とかいって言い合うようで、親たちもわざわざ車で送っていくという人もいるという話を聞きました。
それでも、おじいちゃん、おばあちゃんが孫の手を引っ張って登下校している姿も少なくなく、何かすごくほほえましく感じます。
共働きが中心の上海の家庭では、核家族が進んだとはいえ、やはりおじいちゃん、おばあちゃんの援助は必要です。