今回は、両親を杭州に連れて行きました。特に母親は初めての西湖でした。
さらにダイヤ改正後、初めてのCRH「和諧号」新幹線を利用。いろいろと変化がありました。
まず、杭州までは1日3往復に減り、さらに16両編成ではなくなり、8両編成で運転されています。新幹線の車体には、大きく「和諧号」と書かれています。
うちの編酋長が言っていた灰色のシートのカバーは取り外されました。これで幾分か車内の感じも良くなっています。
ところが、実際乗ってみたら最高時速は時速160キロのまま。所要時間は1時間20分ほどですので、杭州―上海間はダイヤ改正前とほぼ同じです。
車掌さんの制服がかわり、なかなかりりしくなっています。さらに、車内販売のカートンが来るようになりました。これもダイヤ改正後の大きな変化です。また、いままであけっぱなしだった貫通扉も乗務員に頼めば閉めてもらえます。
優雅な杭州の旅を両親に満喫してもらおうと思っていたのですが、甘かった。
土日に引っ掛かった今回の旅行は、まさに渋滞と時間との競争でした。とくに、霊隠寺へいくルートは、大渋滞。週末に行くのはあまり得策ではなさそうです。
ただ、霊隠寺をさらに上にいくとある、永福寺はお勧めだと思います。禅寺で、凛とした雰囲気があり、人も少なく、瞑想できるような静けさもあました。寺自体は修復されてきれいですが、寺の一番上から西湖が見渡せました。
あと、舟を貸し切ってぜひ西湖をゆったりと楽しんでください。私の両親にも大好評で、静かなひと時を過ごせたようです。
船頭さんに行き先を言えば、タクシーに乗るように希望の目的地まで漕いでくれます。船頭さんも西湖の知識が豊富なので、いろいろな質問をしてみるのがいいでしょう。
春の西湖は行楽客でもうあふれかえっています。この時期、できることなら平日の静かな時に行ってみたいものです。前回は平日にいったので、かなり悠々と杭州ですごせました。
あと、杭州では夕方5時ごろまずタクシーがつかまりません。話を聞くと、どうやらこの時間に乗務員の交代があり、昼用の乗務員と夜用の乗務員に分かれているそうです。
実は、上海では2人が1台のタクシーを管理し、1日おきにタクシーの運転手が変わりますが、こちらでは1人が1台のタクシーを管理していて、夜になるとアルバイトの運転手を雇ってきて仕事をさせるようです。だから、逆に休みたいときに休めるし、上海の運転手みたいにアクセス働く必要がないと言っていました。
そのためか、それとも慢性的にタクシーの台数が少ないのか、杭州でタクシーを捕まえるののは非常に苦労しました。