2007年04月22日

上海モーターショーに行ってきて

 今、上海新国際博覧中心で上海モーターショーが行われています。2年に一度の大イベントで、私も上海に来てからほぼ毎年見に行っています。

 当の本人は、一生マイカーは買わないと強く心に決めているのですが、こういうイベントを見に行くと、心が動いてしまいますねえ。

 そのためにも、免許はとらないと決心しています。

 もちろん、私も車は好きです。もともとメカをいじくるのが好きで、鉄道を含めて乗り物全体にはなにか心惹かれるものがあります。

エントランスではいきなりジグザグに歩かされます


 上海モーターショーも変わってきました。
 車種が驚くほど増え、車にはつきものの「美女」のレベルもすごく向上しました。今年は西洋人のモデルもたくさん見かけました。
 このあたりはうちの編酋長にコメントしていただくとして、今年のモーターショーを見た感想を。

相変わらず、BMWやベンツのブースはすごい人だかりでした。日本人の「いつかはクラウン」と同じように、中国人は「いつかはBMW」を夢見ている人が多いのかもしれません。

 それとは対照的に、上海のVWのブースは、今年はなぜか活気がなかったです。それも時代の流れでしょうか。一昔前、上海VWの出す新車に、人々が注目していたのもまさに「栄枯盛衰」なのでしょうね。

はい、ポーズ


  こんな狭い上海で、BMWの7シリーズを一人で運転している人の気持ちは今一つ理解できなのうですが、でもメンツが大事な中国人にとって、BMWやベンツほどメンツを立ててくれる道具はないのではないでしょうか。

 地球温暖化が進み、環境破壊がいわれるなか、上海の高架道路の大渋滞で高級車を一人で乗っている人をみると、私も気分がいま一つ芳しくない。私はせっせと自転車に乗って環境保全に協力しているというのに。。。

 個人的には、内環状線以内に乗り入れるマイカーをもっとガンガン制限するとか、マイカーを持った人の税金を高くするとか、とにかく車への消費熱を醒めさせてほしい願うまでです。さらに、交通ルールを十分に理解できない人たちに、マイカーを運転させるということは、殺人鬼的行為で怖い話です。

 なんせ、上海は車優先の社会ですから。強いものが何でも一番。。。

 頼むから、高架道路の出口を間違ったといってバックしないでほしいです。

挑発的ポーズか?


 でも、産業を活発にするには車を売らなければなりません。いわば、20世紀の経済発展モデルが、この中国で本格的に軌道に乗り始めている以上、マイカーが増えるスピードを止めることはできません。

 詳しいことはまた特集にでも書きますのでお楽しみに。

【データ】第12回上海国際汽車工業展覧会
  2007年4月22日〜28日 9:00~18:00(最終日は午後3時で終了)
  上海新国際博覧中心(竜陽路2345号)
入場料 100元

透明の密閉ボールの中で踊るダンサー、酸素は大丈夫??
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類