最近、人とのつながりが急速に増えているとブログにも書きましたが、本当に不思議なもので、今回もそんなつながりからふと実現したことです。
いずれも人生の先輩の方々のお導きとしか言いようありません。本当ありがとうございます!
ちょっと危険な今回の取材ですが、建築が大好きな私にとって、それはもうたまりません。
その当時、中医学をとるか、建築をとるかで迷い、上海中医薬大学に来る前に、日本の大学の建築学部を放棄してここにきたぐらいですから。
当然、今日入っている予定を全部キャンセルして、行かせていただきました。
詳しいことをいろいろ書きたいのですが、それは特集用においておきましょう。
ヘルメットに工事用の太いベルトを装着して、いざ出陣!
四方を網で囲まれた鳥籠のようなエレベーターで、ひたすら現段階での終点、88階を目指します。
となりにある金茂大厦が眼下に見える高さまで来ると、あとは下が丸見えの階段で91階へ出ました。てっぺんは鉄骨だらけで、その間に細い足場板た敷かれていました。
そして、眼下に見える上海の絶景に、言葉が出ません!すばらしい。
金茂大厦のようにガラス越しではなく、もうそのものが目の前にあるのです。
ここで、30トンの部品を取り付ける、もう神業と言えるクレーンテクニックを堪能するまで取材し、作業が終わった時には、本当に飛び職人たちの「男のロマン」を感じてしまいました。
飛び職人の彼らのほとんどは地方から来た出稼ぎの「民工」たちですが、今日の高層ビルでの彼らの活躍は、もう輝いていました。かっこいい!
これからもこういった技能を、ぜひいろいろなところで活かしてほしいものです。
さらに、私たちにお話をしてくださった担当者の方は、日本で指折りの高層ビル建築に関わってこられた専門家。その方が目を輝かせるぐらい、今日の工程は貴重な一幕だったのでした。
写真はいっぱいあるのですが、これも特集用として置いておきまししょう。
今日の光景は、今晩の夢にでも出てきそうです。