2007年05月11日

上海ヒルズに昇って、男のロマンを感じる

 とんだことから今上海で建設中の超高層ビル、上海ヒルズこと環球金融中心の現場を見学させていただくことができました。

 最近、人とのつながりが急速に増えているとブログにも書きましたが、本当に不思議なもので、今回もそんなつながりからふと実現したことです。
 いずれも人生の先輩の方々のお導きとしか言いようありません。本当ありがとうございます!

 ちょっと危険な今回の取材ですが、建築が大好きな私にとって、それはもうたまりません。
その当時、中医学をとるか、建築をとるかで迷い、上海中医薬大学に来る前に、日本の大学の建築学部を放棄してここにきたぐらいですから。

 当然、今日入っている予定を全部キャンセルして、行かせていただきました。

 詳しいことをいろいろ書きたいのですが、それは特集用においておきましょう。

 ヘルメットに工事用の太いベルトを装着して、いざ出陣!

 四方を網で囲まれた鳥籠のようなエレベーターで、ひたすら現段階での終点、88階を目指します。

 となりにある金茂大厦が眼下に見える高さまで来ると、あとは下が丸見えの階段で91階へ出ました。てっぺんは鉄骨だらけで、その間に細い足場板た敷かれていました。

 そして、眼下に見える上海の絶景に、言葉が出ません!すばらしい。

 金茂大厦のようにガラス越しではなく、もうそのものが目の前にあるのです。

このビルのてっぺんに行きました


 ここで、30トンの部品を取り付ける、もう神業と言えるクレーンテクニックを堪能するまで取材し、作業が終わった時には、本当に飛び職人たちの「男のロマン」を感じてしまいました。

 飛び職人の彼らのほとんどは地方から来た出稼ぎの「民工」たちですが、今日の高層ビルでの彼らの活躍は、もう輝いていました。かっこいい!
 これからもこういった技能を、ぜひいろいろなところで活かしてほしいものです。

 さらに、私たちにお話をしてくださった担当者の方は、日本で指折りの高層ビル建築に関わってこられた専門家。その方が目を輝かせるぐらい、今日の工程は貴重な一幕だったのでした。

 写真はいっぱいあるのですが、これも特集用として置いておきまししょう。

 今日の光景は、今晩の夢にでも出てきそうです。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

中国でお茶を安全に飲むために

 食の安全について、いくつか情報がありましたので、ご紹介しておきます。

 よく、私のブログの読者にあったとき、「本当に、そこまでしないといけないの?」と聞かれますが、少なくとも上海人を妻にもつ我が家では、上海人の常識の範囲で、気をつけています。農薬問題にしろ、添加物の問題にしろ、無視できない問題であることは、上海人ほどよく分かっているものます。(無頓着な人も多いですが。。。)

 で、今日はお茶の葉の安全についてのアドバイスが地元メディアにも報道されていました。

 春といえば、新茶が多い季節ですが、残留農薬も夏・秋より少ないようで、新茶なら比較安全に楽しめるようです。それでも、上海市の検査機関が行った調査で、43種類のお茶のうち、18.6%が農薬や殺虫剤の含有量が過剰であったとして、不合格のレッテルが貼られています。
 特に、シペルメトリンと呼ばれるピレスロイド系農薬は、中国のお茶でよくつかわれる殺虫剤の一種で、今回も3種類の茶でひっかかりました。

 中国の報道では、お茶の栽培では農薬をゼロにすることは難しく、やはりいかにして低農薬で、国の基準以下で安全な製品を栽培することが大きなポイントとなっています。

 そこで、お茶を飲む際には、まずお茶の葉っぱを軽く洗うことを奨励しています。

 すなわち、熱いお湯をお茶の葉に軽く通して、数回に分けて洗うことを言います。こうすることにより、お茶の表面のゴミやほこりを落とすことができますし、熱湯に溶けやすい残留農薬や重金属を除去できます。特に、ウーロン茶や緑茶などでは銅、鉛などの重金属が含まれているケースがあるので、この場合もしっかりと熱湯を通すことで除去できるとのこと。

 考えてみたら、中国の茶道、功夫茶などでも初めにお湯に通しますよね。それはそれで理屈があっているわけです。


 また、お茶の葉っぱを直接食べたりせず、またお茶の葉っぱを長く出しすぎないこともポイントです。よく、中国人が「マイポット」に1日中お茶を入れっぱなしにしていますが、これはよくない。


 そして、最後に、中国ならどこでも言えますが、ちゃんとしたブランドのついた本物の安心できるお茶を購入することが大切です。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類