小児科の疾患と中医学治療について、ちょっと研究するテーマがあり、復旦大学付属児科医院のある教授のもとを訪れました。西洋医学の小児科専門の総合病院ですが、週末だけに多くの子供たちが診察にきていました。
今日会った教授は西洋医学の先生ですが、こういった総合病院にもちゃんと中医学の外来が設置されています。それが中国のすごいところです。
私の奈良の実家にも、このような子供の総合病院があるべきなのでしょうね。東京や大阪ならともかく、奈良という一地方の都市となると、そういう医療機関が軒並みに不足するお粗末な日本の医療事情。
病気の多かった私の妹を病院に連れていくために、車に1時間以上も揺られてかかりつけの病院に行っていた両親を思い出します。
上海に関しては、ローカル病院では比較的設備の整った総合病院や救急センターが充実しているのですが、言葉ができなければちょっとしんどいですね。そのためにも、日頃から地元の医療事情に詳しい中国人医師などの親友をもっておくことも大切です。
病院の付近にはいろいろな店集まってくるのも中国らしい。たとえば、小児科総合病院の周りには、おもちゃや子供服を売る店がたくさん集まっている。そして、病院の門にはどことなくおもちゃ売りの行商たちも集まってくるのです。
親も、結局はなんやかなんやいって子供のおねだりに負けちゃって、財布のひもがついゆるんでしまうシーンをよく見かけました。
ところで、私も妻も中国では病院の近くの飲食店ではあまり食べない様に心がけています。これもちょっとした習慣なのですが、その理由は想像がつきますよね?
2007年05月13日
児科医院に群がる行商人たち
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類