2007年05月27日

果物の季節

 今日の上海は蒸し暑いです。

 久しぶりに花木の市場へ出かけました。このところ、忙しくて近くの市場やスーパーで用事を片付けることが多かったのですが、週末ぐらい大きな市場に行って、上海の食べ物の変化を観察しなくてはなりません。

 自宅から市場までは世紀公園の中を横切っていくと、歩いて40分ぐらいでつきます。

 なぜ、自転車を使わない?

 そうなんです。スイカを2つほど買って帰ろうと思って、歩いて行きました。

 色とりどりの花が楽しめた世紀公園ですが、今度は果樹が実をつけ始めています。ざっとみただけでも、柿、リンゴ、ミカン、梅など。

 ただ、今が旬のびわは採られてしまったのか全部なくなっていました。残念。


リンゴの実


 桜花路の市場でも、そろそろ初夏の果物が顔をのぞかせています。

 6月末から7月はじめにかけては、南匯の桃も登場することでしょう。いつもの農家に問い合わせたら、もう少ししたら桃狩りにきてもいいよ、と連絡があったので楽しみにしています。

 上海のこの時期の果物は、まずビワがおいしいですね。
 黄色の皮が鮮やかで、多少虫にも食われていますが、みずみずしいです。



そのほか、揚梅と呼ばれるヤマモモが出始めています。ヤマモモは、真っ赤かの実で、うまく食べないと服を汚してしまいますが、ちょっと酸味がありこれもおいしい。

 ライチもいいのが出始めています。

 スイカも今年は例年よりも甘いのに当たっているように思います。温暖化の影響で、暑い時期の果物にとっては、うれしいのかもしれません。

 夏野菜としてよく食べる、ヘチマ・ひょうたんも市場で並び始めました。いずれも利尿作用があり、体の火照りを和らげてくれる野菜です。中医学の生薬でも使われます。今日、買って帰りました。

揚梅


 今日は、太刀魚がいつもより新鮮でしたので、買って帰りました。

 

太刀魚


 今豚肉が高騰して、上海市民の間でも魚介類に人気が集まっています。コンビニの弁当などでも、豚肉から魚を使ったメニューを使い始めていると聞きますし、この影響はしばらく続くかもしれません。バイオエンジンの関係で、穀物が急騰しているのが原因だそうです。

 人の食べ物を削ってまで、車を動かすのに必死になっているアメリカ。この姿勢には非常に疑問を感じますね。

 ブッシュもバイオエンジンに積極的になっていますが、それでも新車が増えれば排ガスは間違いなく増えるのであって、根本的な解決にはならないのです。

 

ひょうたん
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類

私たちは中国に住まわせてもらっているのだということ

 大河ドラマを見ていると、マンションの入り口付近でものすごい騒ぎがありました。

 原因は、外国人を連れて車を運転していた女性(口調から北方人か?)が、マンションの駐車場から出るときに、10元の駐車料金を払わずに出ようとし、ガードマンの制止にあいました。その後、何を怒ったのか中にいた外国人(西洋人)が怒り出し、酒の瓶を投げつけた後、ガードマンを殴ったとのこと。

 騒ぎはどんどん大きくなり、最終的にはパトカーが3台もきました。

 観衆も増え、私もヤジウマになってそばでみていました。

 中国人サイドからすれば、外国人の罵倒され、しかも中国人だと馬鹿にされた態度に腹立たしく思うような意見が炸裂していました。

 中国語もろくにできないこの西洋人は、はじめは余裕の態度をしていましたが、そのうちパトカーで連れて行かれました。

 こういった西洋人が絡むようなくだらない小競り合いが上海でときどき見かけますね。

 どうも最近、全体的に中国にやってくる外国人の雰囲気・気質が変わってきているような印象をもっています。

 自国では考えられない生活を発展途上国で満喫し、ちょっと傲慢とも思えるような態度で、中国人に接しているような西洋人をみます。中国人は中国人で、妙な西洋人コンプレックスを持っているのも確か。これは日本人に対して抱かれている反日感情ともある意味では似ているのかもしれない。

 でも、海外でいる私たちが忘れてはならないのは、ここでは私たちはあくまでも住まわせてもらっているのだということ。逆に言えば、人口の増加に頭を痛めている中国人にとって、くだらない外国人の増加は、日本にいる不法滞在者同様、お荷物であるには変わりません。

 私はあくまでも謙虚に、謙虚に振る舞うべきだと思っています。

 アメリカなら謙虚にいられるに、中国だったらだめという人もいるでしょう。

 でも、それができないのなら、素直に母国に帰りましょう。

 中国でがんばっている同胞たちにとっては大きな迷惑です。

posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類