日経メディカルオンラインに、「患者からの謝礼金、受け取る医師が8割」という記事が載っていました。
そういうことは、実際あるだろうとは分かっていましたが、意外と金銭を受け取る日本の医師は多いのだと、すこしびっくりしました。もちろん、病院組織としては受領禁止となっているようですが、形骸化しているのが実態のようです。
中国では、患者からの金銭の受領は厳しく禁じられています。私が中国の医師国家試験を受けたときも、面接試験や筆記試験で金銭の受領に関しての質問があったぐらいです。もし中国で患者からの金銭の受領がわかると、医師資格が剥奪されるぐらい厳しいのです。
それでも、たとえば私の師匠の外来を手伝うと、強引にも白衣のポケットにお金を入れようとする患者はよく見かけます。 そのたびに、私の師匠は不機嫌になるのですが、ただ農村からやってきた農民が、自分のところでとれた特産物などを持ってきた場合は、好意に甘えて受け取っているようです。