2007年07月01日

暴利というか、ぼったくりというか

 上海の外食産業、単品あたりの価格がすごいスピードで上昇しているような気がするのは、私だけでしょうか?

 実は、今日は気楽な気持ちで、聯洋社区内にある馴染みの韓国料理屋で焼き肉を注文したら、なんと豚肉値段が倍になっている。今まで1皿が40元程度だったのに、それが80元。一瞬目を疑ったけど、コスト高で倍にしたらしい。それでも店は繁盛している。。。

 さすがに私もめちゃくちゃだと思って、何も注文せずに出てきました。

 ちなみに、上海の有名ブランドの豚肉で、昨今値上げしたと言っても500グラム15元〜20元ぐらいです。焼き肉屋で出される肉で、一皿500gも出すようなところはそうないでしょう。ましてや、そこらの一般の韓国料理屋の肉で、ものすごい極上の肉が使われているとは思われません。となると、1人前80元の肉というのはどう考えても高すぎ。

 結局、その足で近所の市場にいって海の魚と野菜を買って帰ったら、2人分で15元ほどで済みました。

 もちろん、レストランはサービス料金と場所代があるので、家庭で食べるより高くつくというのは十分に理解できます。

 でも、原材料の価格が日本の半分から四分の一ほど、場合によっては十分の一ほどで、人件費も比較できないほど安いのに、メニューの価格が日本並、もしくはそれ以上になるというのは、一消費者としてはどうも納得できません。

  ただ、一つ言えることは、最近のお金持ちの中国人は、自分で野菜を買いに行かないし、(アイさんが買ってくるか、外食)彼ら自身、実際の相場がどれぐらいか見当も付かないというのは値上げが簡単に行える理由の一つであるように思います。

 株・不動産など泡金があふれている今の上海で、汗水流して働くことの意義が今ひとつ重用しされなくなり、消費することが快楽になっている、そんな世相とも関係が有るのかもしれません。

 私はというと、ますます外食から遠のき、自宅で自分の納得した材料で食事をするようになりました。余計なお金を使う必要が無いですからね。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類