2007年07月14日

フフフ、ついに発見しました

 すみません、今日はちょっと汚い話です。でも、小学校の時からずっとあこがれていた昆虫の一つを、ついに中国で見つけることができました。

 付け加えて起きますが、私は今でも昆虫が大好きで、世紀公園に行けば昆虫の観察や同定をして楽しんでおります。あくまでも趣味の範囲で。。。

 写真を見てください。実はフンコロガシ。皆さんも小中学校でファーブル昆虫記で読んだ方も多いかもしれません。
 あれ以来、私は本物のフンコロガシを見たくて、いろいろな糞をみて観察していたのですが、フンコロガシが実際に糞を転がしている姿をここ20数年間見たことがありませんでした。

 それもそうですね。日本の近畿圏の田畑で水牛を使って田んぼを耕しているところはまずありませんから。

 日本の犬の糞にはまず立派なフンコロガシは飛んできません。

 でも、中国ではまだまだ水牛が現役です。しかも、あぜ道を歩いていたら、山のように牛糞が積まれています。あぜの植物にとっては最高の栄養ですね。

  温州にいったとき、やっぱり水牛の糞を見ながら歩いていると、いました、いました。

 正真正銘のフンコロガシです。残念ながら私のボキャブラリーでは、中国の昆虫の学名は詳しくないですが、まさに私が見たかったフンコロガシの「その瞬間です」。

 

 非常に器用に後ろ足をつかって糞をまとめていて、ミートボール大小の糞ボールを転がしていました。これが神業とも言える器用さで、転がす速度といい、本当に見とれてしまいました。

 幸い、水牛の糞は、人糞のように臭くないので、観察にはもってこいです。

 彼らフンコロガシの活躍があってこそ、あぜ道の糞の山も解体されていくのであります。

 自然の処理能力はすごいものです。

 

 余談ですが、うちの編酋長は、牛肉の焼き肉は残酷だとおっしゃいます。このように牛のうつろな眼を見ていたら、とても牛肉を食べられないと。

 確かに、鶏やダックと比べると牛の眼は表情を持っています。
 今回、田舎で見かけたブタもそうでした。牛以上にブタも愛嬌たっぷりです。

 ああ、そう思えば豚肉を食べるのも残酷だなあ。。。

 でも、やっぱり食べてしまう。
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類