広東省開平の世界文化遺産見学のもう一つの目玉は、やはり天然温泉でしょう。
位置的にも、開平市の南西側の奥にあり、すべての開平の楼閣を見た後に、天然温泉を堪能できます。
中国の温泉といえば、少なくとも、江蘇省や浙江省ではいってがっかりするような温泉が多いのですが、(たとえば、浙江省の武義では、入浴客の多さに入浴した気分になれず、江西省廬山では、温泉施設がなく温泉療養所に宿泊、安徽省の黄山では、温泉を期待していったら温水プールだった。。。などなど)今回体験宿泊した「香江温泉度假村」はかなりお勧めの部類に入ると思います。 源泉の温度は78℃で、もともとは農民が冬になって体を温めるためにわき出していたお湯を使っていたのが始まりだそうです。
今では大規模なリゾートが建設されていて、設備も比較的新しく、気持ちよく温泉が楽しめました。
日本の様に、温泉の効能分析表こそありませんでしたが、入ったら肌がつるつるに感じる温泉です。味はちょっと塩辛く感じましたが、ほぼ無色無臭でしょう。
私たちはコテージに宿泊しましたが、1泊400元代と値段もお手頃で、各コテージには水着こそ着用しなければなりませんが、露天風呂も完備されています。もちろん、各部屋にも大きめのバスタブの浴室もあります。温泉は24時間供給可能。
びっくりしたのは、夜にお風呂に入ったら、水の蛇口からも温泉が出てきました。
なによりも、客室が非常に広く、これほど広い客室は、街の中ではまず宿泊できないでしょう。上海エリアでは、成金のバブリーな人が多いためか、昨今の価格上昇が著しいのですが、広東省エリアでは、香港人の利用も多く、あまり無茶な値段設定がされていないのが非常にうれしい。
温泉リゾートとネーミングされているだけあって、プールなどの設備もあるほか、ちょうどいい大きさの供用の露天風呂も数カ所あり、ゆっくりと景色を楽しみながら、お風呂に浸かれます。(要水着)
広東省は、中国有数の温泉地帯です。香港人も数多く訪れており、上海など華東エリアと比べると、サービスもかなり充実しています。
この赤水も広州から130キロ程度の距離。広東省エリアは高速道路も発達しており、高速バスを乗り継いでも1泊2日で十分楽しめます。広州からは開平市内の長距離バスセンターにでて、そこからタクシーで行くのが便利でしょう。香港からも開平行きのバスが出ています。
世界遺産の楼閣を見て疲れたら、天然温泉につかってじっくりと体を休めましょう。
満天の星空の下で、露天風呂を楽しめます。
開平の人気が上昇してきたら、間違いなく観光スポットとなることでしょう。
【データ】
香江温泉度假村
広東省開平市赤水鎮
電話:0750-2572222
2007年07月23日
広東省開平の天然温泉
posted by 藤田 康介 at 00:00| 未分類